20年後もやってることは同じ
- ポルティ さん
- 2018年10月22日 0時44分
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前作「トレインスポッティング」は本国の英国では異常なほどの人気作で、この続編も熱狂的な一部のファンに大変な期待感をもって受け入れられたらしい。さしずめ「英国の国民的映画」といった存在か。今やすっかり大物となり、別格の凱旋出演となったユアン・マクレガーが嬉々として20年後のマーク・レントン役を演じているのが微笑ましい。
ただ、前作がたいして面白いとも思わなかった自分としては、この続編もやっぱりたいして面白くなかった。20年も経っているのに主役の4人組がやってることが同じ設定で、あの悪ガキどもがそのままクズの大人になっただけ。これはキャラのイメージを壊さないように意図的に脚本でそうしたのかもしれないが、あまりにヒネリがなさすぎではないか?もっと意味のある続編にするためにも、ここは大人になった彼らなりの新しい展開が必要だったと思う。
同じスタッフ、同じキャストの同窓会的なノリで撮られたようだが、みんなが大人になった分、逆に前作にあったパワーと勢いが失われてしまい、中途半端な内容に落ち着いている印象が否めない。
前作をリアルタイムで観たのは主に現在40歳代の観客層と推測するが、その世代には本作はどう映っただろう?自分の感想は・・・別になくてもよかったかな?
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