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上映中

散歩する侵略者 (2017)

監督
黒沢清
  • みたいムービー 522
  • みたログ 1,273

3.30 / 評価:996件

飛行機の場面は北北西?

  • karigamu さん
  • 2017年9月9日 23時06分
  • 閲覧数 2979
  • 役立ち度 13
    • 総合評価
    • ★★★★★

「美しい星」に「散歩する侵略者」。今年日本のメジャー系配給会社でSF映画が次々公開されているのは、去年「シン・ゴジラ」が大ヒットしたおかげでしょうか。
真偽のほどは分からないけど、嬉しいです。
さっそく見て来ました「散歩する侵略者」。

地球を侵略するために人間の情報を集めに来た宇宙人が、人の身体を乗っ取って地球人として生活し始めます。
そして情報収集をより円滑に行うために地球人を自分のガイドとします。
そのガイドと、地球人になりすましている侵略者の物語でした。

面白かったです。
ガイド役の二人が自分の目の前で次々と起こる異常な事態に驚きながらも、そんなものかと受け入れていく姿がなんだかリアリティがありました。
見てる最中は物語がどう進んで行くかまったく予想が出来なかったけれど、見終わってみれば愛の物語でした。
ある日豹変した夫に戸惑いつつも側にいる奥さん。ずっと怒っているんだけど、取る行動は夫を守ろうする行動で、実は宇宙人の夫も「人間の情報を収集する」という目的を遂行してるだけのハズなのに、あれ、いまのって奥さんを守ろうとした?という行動。
そんな夫婦が他の侵略者と出会って…、というお話です。

日本のSF映画らしいSF映画でした。
スペクタクルなシーンになると、正直ハリウッドの何分の一かのスケールになるけど、それでも好きなんです日本のSF。妙に真面目で概念的なところが。(「概念」はこの映画のテーマでもありますが。)
登場人物がそれぞれ行動を選択しながらも、これで良かったのだろうかと逡巡するところも、SFのあり得ない設定を借りて私達の住む社会を正直に描写しようという姿勢も、SFだからこそ青臭い理想論が語られるところも、結構好きなんです。
もちろん「あり得たかもしれない世界を映像にする」というSF映画の基本の部分で、日本がハリウッドに大きく水を開けられているのは認識していますが。

でも煎じ詰めたら「国威発揚」とか「NASA」が浮上するハリウッドのSFに対して、煎じ詰めたら「青春」とか「部室」が浮出て来そうな日本のSF、なんか頑張れと思ってしまうのです。

映画に出ていた役者さん皆さん素晴らしかったです。
特に侵略者を演じた皆さん。中でも女子高生役の常松祐里さん。うわ、また凄い娘出て来た!と思いました。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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