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海辺の生と死
2017年7月29日公開

海辺の生と死

1552017年7月29日公開

akj********

3.0

時間が長過ぎる。間延びした印象。

数年前、加計呂麻島に旅行したので、ロケ地を思い出しながら観た。島尾敏雄文学碑と特攻震洋の模型があった。映画でも模型がそのまま映されていた。小説はまだ読んでいないので、映画がどこまで小説に忠実なのかは分からないが、この映画は夫が特攻に行くまでの物語だった。ラストシーンの夫からの手紙は「元気です」と書かれていたので、生きて帰って来た事がうかがえる。島尾夫妻の物語で本当の見どころは、復員した夫の浮気、妻が精神病を発症する事だと思う。夫の復員後の物語は映画「死の棘」で描かれていたので、今回はそれ以前の物語を映画化したのだろう。満島ひかりが妻のミホさんに顔が少し似ているなと思ったので、夫の浮気で狂っていく演技を期待していたのだが、どうでもいい満島ひかりのヌードだけで見どころは無く終了してしまった。時間だけが長く映像にメリハリが無く間延びした印象だった。迫真の演技をしていても、カメラの取る方向が悪いのか感情移入出来ない映像だった。満島ひかりが浜辺で喪服を着て泣きすがるシーンも見どころのはずなのに映像が大した事ないので興ざめである。奄美の自然に頼っているだけで、演出が悪すぎる。これをやるぐらいなら、「死の棘」のリメイクをすれば良かったのでは?と思ったが、カンヌ映画祭でグランプリを受賞しているので、リメイクしたところで劣ってしまうからやめたのかもしれない。「死の棘」を観たくなったが、30年前の作品なのでレンタル店には無く、(グランプリ受賞したのだから置いておくべきだ)どうやって観れば良いか検討中です。この映画をきっかけに主演2人が付き合ったらしいので、満島ひかりも良い演技をしていたとは思うが、演出、映像共に悪すぎて良い映画にはならなかった。自分の期待が大きかっただけに残念です。

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