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ライズ -ダルライザー THE MOVIE- (2017)

監督
佐藤克則
  • みたいムービー 31
  • みたログ 149

4.51 / 評価:138件

ヒーローになっていく男の物語

  • nx_***** さん
  • 2018年2月22日 20時08分
  • 閲覧数 328
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

最初はメタルヒーローか戦隊か、はたまた仮面ライダー的な主人公が町を救う話かと思っていた。地域活性化のための公募で生まれたご当地ヒーローと言っても全国にたくさん存在する。だがその考えはたちまち打ち砕かれた。夢破れて現実を背中一杯背負い込んで白河に帰った、身重の妻を持つ男(しかも資産家の父に反発)が、未来ある子供達のために、これから生まれる我が子のために、何を残せるだろうと真剣に考える。そしてヒーロースーツを作り、着用する。特撮ヒーローと違ってスーツはパワーアップアイテムではない。あくまでも普通の一般市民が身体を張って、他の市民と協力して事件に挑んでいくのだ。
主人公サイドの数人以外の出演者は全て白河市民であり、アクションも特訓を受けた地元の人たちが演じ、特に主人公と異なるベクトルで街を良くしようと画策する敵対集団『ダイス』(さいころモチーフ)は全員旅館の若旦那、会社員、その他市内で働く人たちだ。2時間半以上という長尺の映画に挑み、作り上げたその熱意に頭が下がる。
そして、ラストシーン、お互いが傷だらけ、泥だらけになる激しいバトルの末に、生命体ハルにたどり着いた主人公は、市民に二つの選択をゆだねる。ダイスが推し進める昔ながらの市民のための、市民だけの秩序ある街か、ダルライザーが考える未来の白河、様々な個性や市外からの価値観の違う人たちを受け入れ、理解し合って共に発展を目指す街か。
結果は映画を見てもらいたいが、市民が自から考え、たとえ困難でも未来に、子供達に夢を繋げるために立ち上がる。
自分の力で何度でも立ち上がるというのは、理想ではあるが一番困難な道だと思う。ヒーローは、必殺の能力を持って救いに来たり、代わりに戦ってくれるものではない。手を差し伸べてはくれるがまず自分で立ちあがる、そのための力を様々な手段で持つ。それはとても難しく大変なことだ。
ダルライザーを作った市民は、それを推し進めようとしている。
応援し、注目していきたい映画である。

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