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ビブリア古書堂の事件手帖 (2018)

監督
三島有紀子
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2.91 / 評価:1043件

心の奥に伝わるなにか・・・

映画館を出て、ふわ〜っと、繁華街まで歩きました。
世界がなぜか、少しだけ、優しく見えました。
心がなぜか、少しだけ、ふくよかになったのを感じました。

誰もがきっと、とても大切にしている「何か」を、
抱きしめながら生きているのだと、改めて思いました。

人間は、そうやって、この歴史の一員として、人生を歩んでいるのだと。
それは、とても素晴らしい神様からのギフトなのだと。

その「何か」は、人それぞれ違っても、
人間全体として見ると、どれも美しくて。
(ここ、三島監督にとっては譲れない信条なのだろうな、といつも感じています)

なおかつ
その「何か」とともに、人は人と繋がり、信じあい生きているものだと、
素直に信じたくなる映画でした。

派手な映画じゃないけど、きっと、誰かの心を包み込み
誰かを救える映画だと、思いました。

「美」に対して、「私はこう考える!」という、監督の強いメッセージも感じられる(今の日本映画にはあまり見られない)稀有な作品です。

地味な感じに見えますが「伝わる何か」は
映画を見たあとに、観た人が世界をどう感じるかに懸かっていると思いました。

そういう意味ではこの「映画レビュー」というシステムは
監督にとっては、辛いものですね。

作品自体の「評価」よりも
観る人に伝えたい何かの方に重点を置いてしまう(と私は勝手に感じているのですが)三島監督だから(苦笑)。

本に対する愛情とリスペクトも強く感じました。
黒木華さんが銀河鉄道の夜の一節を読んでるシーン、大好きでした。

サスペンス仕立てではなく、思いっきり原作を変更しちゃえたら、もっと三島ワールド炸裂できたのではないか、、、と、胸を痛めつつ、☆4つ(^^)

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 知的
  • 切ない
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