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ある決闘 セントヘレナの掟
2017年6月10日公開

ある決闘 セントヘレナの掟

THE DUEL

PG121102017年6月10日公開

Kainage_Mondo

3.0

ウディ・ハレルソン 独壇場。

T V - C M で、15年「悪党に粛清を」の系譜を継ぐ 傑作 と本作を宣伝していたので興味を持った。あちらはデンマーク製の西部劇なのに、定番の復讐劇を圧倒的な映像美で魅せ切った佳作 ( 私の15年ベスト10作品 ) だった。西部劇の本家本元、アメリカ映画である本作はどうだったか ? 展開も地味だし、映像的にはまったく普通で、デンマーク映画の足元にも及ばなかった。 町の支配者たる ウディ・ハレルソン ( 以下敬称略 ) の “灰汁” で持っている映画と言ってもいい程で、16年「スウィート 17 モンスター」の先生役と大違いの演技はさすが役者だね~と唸った。クリス の弟だという リアム・ヘムズワース 演ずる誠実かつ2枚目のテキサス・レンジャーなど 出番は多いがどうでもいい役だった。 伝道師と自称し、怪しい宗教儀式で町の衆を洗脳する エイブラハム ( ハレルソン ) は十分気色悪く、彼が裏で行っていた金儲けも凄絶なものだったが、基本 “決闘マニア” であるところが笑える。ナイフを使った恐~い ヘレナ式決闘 のことを言っているのではないよ。数日の宿泊だけで出発すると言う デヴィッド ( ヘムズワース ) を無理に引き止め、あまつさえ保安官に任命して自分を嗅ぎ回らせようとするのだもの。さっさと始末すれば済むのに しない 訳。自分で止められない悪行を止めて貰おうとしている などと穿った見方をする前に、007シリーズ の悪の首魁の方々を思い出して笑ってしまったのだ。 ついでに言えば エンディング も少々不満。悪は滅びたが、そのほか諸々の問題は ? と、これは気になった。

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