ハングマン
Yokoko
2.0点
とてもリアルでゾッとした。元になったという事件はヒンターカイフェック事件でしょうかね。 もういっこ混ぜたのかな? 世の中には、こういう異常者が居るのだから、軽く考えないで念には念を入れねば…。 自分の想像力では考え至らない事を考え、 犯罪行為に走った人達が現実世界にゴロゴロ居るのだから用心せねば。 としみじみ考えるような、異常者の世界を見せて貰いました。 屋根裏に潜む泥棒は、世界中に実在していますが 屋根裏に潜む偏執的な異常者は、 現実世界でも2、3件しか無かった気がします。 江戸川乱歩の短編小説の屋根裏の散歩者も、犯罪者、覗き見する人間の目線が垣間見えましたが この映画の犯人は、幸せ家族を覗き見しながら、 段々と、覗き見しているうちに孤独で陰気な自分と比較して、嘆いて苦しんでいるのか、 嫉妬で逆恨みしているのか、 頻繁にワーワー泣いたり怒り狂ったりと怖いです。 夫に入れ替わったつもりでいるのか、 娘のデートを監視したり、隠した成績表を親に暴いたり細かい… はたまた家族で飲んでるジュースのボトルに陰湿な細工したり (ソコに着眼すること自体が変態で有り得ない…この映画作った人の頭、大丈夫?) ウロチョロして出現する意味不明な陰気な異常行動が不気味で、何度もウエッ!と驚きました。 覗き趣味の気持ち悪い変質者を、 こちらが更に覗き見している、というような。 なにをやっているんだ?なにをするつもりなんだ? と気になって、 進みが遅いのでイライラしつつも最後まで見てしまいました。 ラストは不満です。もっと犯人の心の闇を見せて欲しかった。 え、これで終わったの?とガッカリ。
閲覧数1,446