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アル・パチーノ ブロークン 過去に囚われた男 (2014)

MANGLEHORN

監督
デヴィッド・ゴードン・グリーン
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2.84 / 評価:75件

故意のイラつかせが過剰で明転しても不愉快

  • sol***** さん
  • 2020年11月7日 10時04分
  • 閲覧数 188
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

老アルパチーノがもはや取り戻せないある女性との過去に拘泥し、そのせいで視野狭量化、皮肉旺盛、攻撃的諧謔趣味の実に嫌な老人を熱演。
彼の演技達者は間違いないところだが、負のスパイラルにどんどん落ち込んでいく意地悪な演出も相まって、こちらも終始苦い顔をしながら見させられることになる。

銀行窓口の妙齢女性に気があるようなそぶりで話しかけ、相手がその気になりデートするようになったら途端に彼女に煙たがられるような態度を取るなど、同性から見ても悪質なからかい爺でしかない。
パチーノの顔がしわだらけなのは仕方ないにしても無精ひげが汚らしくて、行動面のみならず外見的にも嫌なクソ爺!(笑

疎遠にしていた息子が事業失敗で父親を頼ってきた時にも同情のそぶりを一つも見せず悪態ツキまくりつっけんどんに突き放すなど、「おいあんた、それはないだろうっ!!」とこちらが食って掛かりそうになる憎たらくそ爺!! (笑笑

しかし、それもこれも過去に囚われ過ぎ、残る余生に全然希望を持てない為のひねくれた鬱屈的心理の表れ。

ところが意外な転機は愛猫が呑み込んだ鍵。手術で取り出した鍵で金庫を開け、大事に封印していた〝思い出の手紙”をまずは捨て、残るすべての思い出の品も全部廃棄することで過去ときっぱり決別。

失礼な態度を取って恥辱を与えてしまった女性とまずは仲を取り持ち、冷たく突き放した息子へ連絡を取り直し、形的にはハッピーエンドというか〝リフレッシュエンド”で〆となりめでたしめでたし・・・。
なんだけど、余りにもパチーノのくそ爺演技が素晴らしすぎて(笑)ネガ気分が取り返しつかない状態になっていたので、エンドのリフレッシュ演出にも「それがどうした?フンッ・・」と撥ね付ける心理状態。
イヤー映画って難しいなと視聴者の立場的にも再認識した次第ですよ。笑

でも、教訓としてもあんな嫌な年寄り像を目に焼き付けることが出来たのは、反面教師的に良かったように思う。

愛すべきクソ爺パチーノに三つ星

詳細評価

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