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アウト・フォー・ジャスティス (1991)

OUT FOR JUSTICE

監督
ジョン・フリン
  • みたいムービー 7
  • みたログ 235

2.67 / 評価:66件

描き方が良くない

  • momonerian さん
  • 2012年11月22日 6時38分
  • 閲覧数 1079
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

 セガールが元工作員だったりではなくただのブチギレ警官を演じていたり、相手がテロリストでなく街のギャングだったりと、ある意味いつものセガールとは違うが、まあ・・いつものセガールかな。全盛期のセガールなのでアクションはキレキレです。
 ただ描き方が良くない!!セガール映画にストーリーや演出に期待することがそもそもオカシイというのは分かるが、これは描き方によってはかなりいい映画になったと思うんですよ。
 
 ストーリーは相棒を殺されたセガール演じる刑事ジーノが、セガール拳を駆使して犯人を追い詰めるといったもの。犯人のリッチーは麻薬でラリった勢いでその後も街で殺しを繰り返していき、リッチーが所属するマフィアは手に余る騒動を起こすリッチーを処分するために警察を出し抜くために動く。しかもセガール、リッチー、マフィアのトップのフランキーは幼馴染であり、「ミスティックリバーなんざパクリのクソ映画だろ」なんて言いたくなる設定でもある。
 しかしセガールばかりを中心に描いているため、ほかの二人についてはあまり描かれていない。特にリッチーについてはかなり浅く描かれている。
 
 麻薬でおかしくなったリッチーが無差別に殺人を街で繰り返す、ホントどうしようもない悪党だ、その捉え方は間違いではない。ただそこまでしか描かれていない。  
 実はストーリーが進むにつれ、警察に追われマフィアにも見放されると分かっていてもセガールの相棒を殺さなくてはならなかった理由が判明していく。そして警察官を殺した後も街で暴れ続けるのだが、それはただラリっていただけではない。
 自分が殺されると分かっていて、生まれ育った街で死のうと決めていたからだ。死ぬ間際の狂い咲きである。
 だから彼は街から逃げようとせず、殺されるまでの残りの時間を自分らしく思いのままに生きようとしたのである。
 こんな不器用な生き方を選んだリッチーって、かなり哀しい男じゃないですか。

 しかしそこはセガール映画、怒りのセガールしか描かない。追われながらも狂い咲くリッチーの哀しさも、警察殺しという禁じ手を破ったリッチーをメンツのために追い詰めるマフィアの恐怖もない。ただの頭のおかしい男と無能なギャングとしか描かない。
 セガール拳を見せるために制作されていなければ、かなりいい映画になったんじゃないかなーと思う、戦犯はセガールですね。まさに、沈黙しろセガール!!

 ただ、「最近のセガールは太って動きにキレがない、観てて全くアドレナリン湧かねぇよ」と思っているそこのアナタにはオススメです。
 「アウト・フォー・ジャスティス」の名のとおり、正義なんざ知ったこっちゃねぇと言わんばかりの勢いでぶちのめします。ホントキレキレです。

詳細評価

物語
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