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ソーシャル・キラー 金曜日のネットストーカー

mar*****

1.0

ネタバレSNSを題材にしたホラーの中でも酷い出来です

女子大生ナビラ(コートニー・レイキン)が通う大学に関連する人物たちが、毎週金曜日に不可解な死を遂げていく。 ナビラは、ツイッター上の不審なアカウントが事件に関係していると睨み、犯行阻止に奔走するが…。 2016年製作のハリウッド映画ですね。 以下にはネタばれの記述があります。 『アンフレンデッド』(2014、アメリカ)や『デッド・フレンド・リクエスト』(2016、ドイツ)といった類のサイバースリラーです。 『アンフレンデッド』はパソコン画面上だけで構成された作品でしたが、本作は一般的な撮影方法で構成されています。 また、『アンフレンデッド』『デッド・フレンド・リクエスト』のような、オカルト的要素は本作にはありません。 「ツイッターで注目された人物が殺人のターゲットになる」といった要素を入れただけで、後は普通のシリアルキラー作品といった作りで目新しさは伺えません。 そういった意味では、インターネット的要素は前記の作品ほど強くはないと言えます。 連続殺人事件ものなのですが、ターゲットになる人物の殺され方に全く工夫がありませんし、緊張感が押し迫って来る等の煽りの演出がなされていないので、恐怖感は全然ありません。 以上のように恐怖の演出が酷いものですし、ストーリー自体もつまらないものとなっています。 ヒロインは過去にSNS上で炎上しトラウマを抱えている設定なのですが、その過去の事件内容と今現在の事件を絡めるのかと思いましたが、過去の投稿内容がコピペされて今も投稿されているといったこと位で、拍子抜けの展開を見せます。 金曜日ばかり殺人が起きるといったことも、特に活かされていませんし、最初の設定だけ意味深にしておいて、後は放ったらかしの手抜き脚本となっています。 また、サスペンスやミステリーでやってはならないことの中に、「ストーリー上に役割りや関係性がなかった人物を、伏線やミスリードもなく、いきなり最後に犯人として登場させる」といったことがありますが、本作はそれをやってしまっています。 以上のような関係ないヤツが犯人ってオチは、同じSNS系スリラー『サイバー・ストーカー』(2015、アメリカ)と同じですね。 『サイバー・ストーカー』を見たときは酷い作品だと思いましたが、それと同ジャンルの作品であり、更に1年後製作の今作で同じオチ、よりによってタブーを犯すなんて、ダメにも程があります。 そんな構成なので、『悪魔のいけにえ』『ハロウィン』『スクリーム』等のように、強烈なインパクトがあり非常に恐ろしい殺人鬼が襲って来るといった、恐怖体験は今作では味わえません。 それこそ『13日の金曜日』のジェイソンといった戦慄が走るキャラクターは出て来ませんし、金曜日にも意味がありません。 ですので、本作はスラッシャームービーではないのは当然のこと、ホラー作品といった怖さは微塵もありませんので、普通のサスペンス映画といった作風なのですが、先述のようにストーリーが酷いので鑑賞するのが辛くなってきます。 本当に色んなことが残念な駄作となっています。

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