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ラストウォー1944 独ソ・フィンランド戦線

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4.0

実話?小説が原作、相当な奇跡的恋愛成就行

エンドクレジットで実話らしき事が述べられるが、だとするなら驚きの逃避生存記録。 フィンランド内ドイツ軍捕虜収容所におけるフィンランド女子看護師とナチスドイツ人青年将校(撮影担当)の出会い、恋愛、逃避行を描いた戦争叙事大作。 テーマとしては珍しくないかもしれないが、ストーリー展開の振幅・起伏が結構大きく、集中が途切れることなく最後まで見させられてしまった。 ヒロインの看護師が一本芯の通った強さの持ち主で、まさしく彼女が本作の明確な〝要”であったことが最大の肝。 ドイツ人司令官にも全く物おじせず重大な裏切りをなぜか許してもらったり、ドイツ側に加担するフィンランド人猟師さえ彼女を見逃すなど(彼には他の理由もある)、それらも彼女の芯の強さが招いた幸運のように思わせられた。 ドイツ人将校側のストーリーも出来過ぎだが、そういった万に一つの偶然の奇蹟が重なっての逃避恋愛行の成就には再度繰り返すが全く驚かされた。 それ以外の描写として、お決まりドイツ軍の数々の残虐行為も勿論あるが、意外と感じたのが冷酷そうなドイツ人司令官も気丈なヒロインに詰問され弱気な言葉を吐いていたこと。 彼らも皆が皆心の底から同意して残虐行為をしていたわけではないということなのだろう。 正直言うとうんざり気分で視聴を開始したが、良い意味で裏切られた佳品。 四つ星

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