あらすじ・解説
1969年のトリノ。9歳のマッシモは、謎に包まれた母の死によって心を閉ざしてしまう。1990年代になり、ローマでジャーナリストになったマッシモ(ヴァレリオ・マスタンドレア)は、サラエボで紛争を取材した後にパニック障害を発症するが、精神科医のエリーザ(ベレニス・ベジョ)に出会い、心を開く。ある日、父親が亡くなり、トリノに帰ったことをきっかけに、マッシモは過去のトラウマと相対することになり……。
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甘き人生
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作品レビュー(17件)
- has********
4.0点
ネタバレ原題は 美しい夢がある
このレビューにはネタバレが含まれています。 - MOON
2.0点
人生でどん底を経験した人には響くのかなぁ。 私にはただただ不気味でしかなかった。 団体で何妙法蓮華経って、創価学会?もうホント驚いた!!! 私はきっと回りくどい映画が嫌いなんだな。
- fg9********
3.0点
…あらすじは、横着をして、解説の次のとおりだけでいいいだろう。 『1969年のトリノ。 9歳のマッシモは、謎に包まれた母の死によって心を閉ざしてしまう。 1990年代になり、ローマでジャーナリストになったマッシモ(ヴァレリオ・マスタンドレア)は、サラエボで紛争を取材した後にパニック障害を発症するが、精神科医のエリーザ(ベレニス・ベジョ)に出会い、心を開く。 ある日、父親が亡くなり、トリノに帰ったことをきっかけに、マッシモは過去のトラウマと相対することになり……。』 いつもはストーリーの続きを結構長く書くのだが、あんまり書くような内容はなかったな。 序盤で、9歳のマッシモとママが嬉々としてダンスを踊るシーンがあり、随分と陽気で子煩悩なママかと思えば、ふとした折に、深く落ち込んだような虚脱したかのような表情も見せるのだった。 それだけで、観ている方としては、ママのなんらかの精神の疾患を読み取れるのだが、9歳のマッシモにはカクレンボをしてくれたり、いつも寄り添ってくれるママしか見えないんだな。 そんなある日、突如としてママの姿が消えてしまい、心筋梗塞で天国に召されてしまったと一方的に言われるのだった。 そんなことは夢にも思わないマッシモは、30年経た今もママの消失のトラウマに捉えられているのだった。 いや~、甘々マザコンおじさんの自分語りでしかなく、まぁ、勝手に悩んでいろや、と突き放して観てしまったかな。 幼き頃のマッシモの引力の勉強の一環として置物を階上から落として危うく人を傷付けそうになって、パパからどっ叱られるシーンは可笑しかったが、このパパは、幼少の頃のマッシモには無理でも、成人してからのマッシモに何故にママの死の真相を話してやらなかったのか? 話してあげていれば、ここまでの長い年月の間、トラウマに悩まされることもなかったのではないか? はたまた、マッシモ自身も独自で図書館にでも出向いて調べてみたら、容易にママの死の真相に辿り着けたのではないか?なんて感じてしまったので、あまり愉しめなかったかな。 新聞の人生相談投稿にマッシモ自身の経験を綴った記事が評判を呼んだエピソードは若干面白かったな。 後は、神父の次の言葉には納得だったな。 『「もしも」は敗者の印で、「にもかかわらず」は勝者の印。』 なので、散々貶した「にもかかわらず」、一見の価値はありの☆三つとしておこう……m(__)m……。 (メモ 総レビュー数:2963件、2018年度148作品目)
- kyo********
3.0点
ネタバレ良かったね、主人公。
このレビューにはネタバレが含まれています。 - ykw********
4.0点
子供のとき突然母を亡くした喪失感に囚われ苦しみ続けた一人の男が、自分の人生と向き合っていく過程を描いた、美しく、真摯な映画です。 苦悩する辛気臭い顔の中年男と、輝くばかりにまばゆい美少年とを行ったり来たりしながら、なんとなく真相を察している観客に、ときに思いもかけない展開で驚かせながら、欠けてしまった人生の欠落を埋めていく過程が描きだされていきます。 私自身は、主人公ほどの母への深い思慕や執着からは自由になっているので、主人公の「母縛り」な部分には正直ほとんど共感しません(そして少なくない方々がちょっと引き気味にみておられる模様)。 しかし、自分の人生のとても大きな、根幹ともいえる部分になにがしかの欠損や痛みを抱えていきていくことの大変さは、理解できるし、その苦しみや恐怖と懸命に向き合おうとするひとの勇敢さや真摯な生き様には、深く感銘を受けます。それゆえ、本作を観終えたあとには、なんともいえない重厚な気持ちと、不思議と前向きな明るい心もちが残りました。 また、主人公のこころの旅の途中には、色々なひとたちの助言や励ましがあるもので、本作でも、“もし、は敗者の言葉だ、勝者は、それにもかかわらず、を使うのだ”という神父の言葉がとても魅力的で心に残りました。イタリア、深い。。。 このほか特筆すべきは、イタリアの伝統的な家族関係や家具・調度品、カトリックな文化風習や生活ぶりを丁寧に描いた映像で、感嘆もののの眼福。演者では、やっぱりペレニス・ペジョ、出演シーンはそれほど長くないものの、安定の存在感、相変わらず魅力的でした。 全体的にスキのない、完成度の高い映画であり、2時間10分はちょっと長く感じる瞬間もあるかもですが、豊かで濃密な時間を味わえるかと思います。
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