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DESTINY 鎌倉ものがたり (2017)

監督
山崎貴
  • みたいムービー 1,316
  • みたログ 9,297

3.98 / 評価:8,012件

黄泉の国が素晴らしい

  • UrbanDockGoer さん
  • 2017年12月14日 4時48分
  • 閲覧数 2718
  • 役立ち度 45
    • 総合評価
    • ★★★★★

ファンタジー色の濃い予告編は何やら楽し気な空気に満ちていて楽しみにしていた。

【物語】
一色正和(堺雅人)は作家。歳の離れた亜紀子(高畑充希)を嫁に迎え、祖父の代から住んでいる鎌倉の家で新生活を始めた。

鎌倉は昔から妖気が満ちており様々な魔物が棲んでいる(ことになってる)。幸せに暮らす2人だったが、ある日魔物の仕業で亜紀子の魂は体から(?)抜け出てしまい、体はどこかへ消えてしまう。そして死神(安藤サクラ)が迎えに来て、死後の国である黄泉の国へと連れて行ってしまった。

残された正和は亜紀子を迎えに黄泉の国へと旅立つ。




【感想】
ストーリー展開的には、正和が黄泉の国へと旅立ってからは目が離せなくなるのだが、前半は正直結構退屈した。

いや、後から後半に続く思えば伏線だったり、黄泉の国の仕組みの説明だったり、無駄な話は無いのだが、いくつもの話がバラバラに展開し、お話の方向感が掴めないのだ。高畑充希がオーバーに騒ぐだけで、引き込まれる感じが無かった。俺は危うく眠りの国へ落ちかけた。 1つ1つの話がもっと笑えるとか、もうひと頑張り欲しかったな。


でも前半を我慢すれば、後半は良い。黄泉の国へとつながる江ノ電、そして黄泉の国の造形がとても心惹かれるものだった。なんとなく“千と千尋”の世界を彷彿とさせるその世界感はとても好き。

ストーリー的にも亜紀子を救う前段に亡くなった両親に会うのだが、その前半から繋がった両親のエピソードも良いし、いよいよ亜紀子を救いに行って明らかになる二人が出会った理由もいい。 思いがけず現れる魔物に対抗する武器も良い。


役者に関して言えば、
堺雅人は堺らしい安定した演技。一方、高畑充希はどうなんだろう?
悪いとは言わないが、俺には高畑の魅力を出し切っているように思えない。俺に言わせれば役不足だ。 「主演で役不足も無いだろう」だが、彼女は陰のある女性や、クセのある女性を演じさせたらピカイチの女優だと思う。 TVドラマの“過保護のカホコ”だって、演技力の無い女優にやらせていたら見られたもんじゃなくなっていたはず。高畑だから面白かった。 亜紀子はノーマル過ぎるのだ。明るく可愛い若奥さん。高畑じゃなくても出来るだろう。 一方で、ルックスにおいてはブスではないがそこそこなので、笑っているだけでは物足りない。

亜紀子の役はむしろ演技力は無いけど可愛いらしく華のある女優(たくさんいるよね)、そういう方がハマっていたのでは?  脇を吉行和子、中村玉緒、堤真一、田中泯ら一流の役者が支えているので演技力がさほど無くとも芝居は成り立っただろう。高畑じゃダメだったというつもりはないが、それの方がもっと魅力的な作品になった気がする。

宇多田ヒカルの主題歌も好き。


前半★2、後半★5くらいなので、総合評価として★3か★4か迷うところだが、後半が良いので後味は悪くないので★4としておきます。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 楽しい
  • ファンタジー
  • コミカル
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