あらすじ・解説
クラスの中心的存在のはづき(萩原みのり)と優等生の葵(久保田紗友)は、同じ教室にいながら一切関わることがなかった。葵は多忙な両親に構ってもらえず家では常に孤独で、はづきは妊娠したかもしれないと思いもんもんとした日々を送っていた。ある日、認知症のおばあさん(もたいまさこ)と出会った二人は……。
シネマトゥデイ(外部リンク)
本編配信
スマートフォンご利用の方はアプリから視聴できます。
予告編・動画
作品レビュー(15件)
- さーたん
3.0点
女子高生の微妙な心の動きが伝わってくる佳作。 もたいまさこさんワールドに引き込まれすぎることなく、2人の若手女優がなかなかの演技をされていて、最後まで緊張感を失いませんでした。 渡辺真起子さんや木野花さん、池田良さんら、脇役陣もいいし、そしてなにより、 馬の骨の桐生コウジさんもコンビニ店長役で出演されているのも興味深いところ。
- なつ
3.0点
片方、いじわるすぎんか? 性格悪い、、あれ改善するならまだ良いけど、あの終わり方じゃちょっとな〜。
- WXYは知ってても、それだけじゃ
4.0点
少女邂逅、今まで触れ合うことのなかった二人の高校の同級生の出会いと別れ。 一人は、親や同級生とは打ち解けない、もう一人は遊び友達はいても悩みを相談できない。きっかけがなければ触れ合わない二人。 思春期らしい思惑と逡巡、もどかしさ、それとなく表す。 そのきっかけとなる老女の親友の過去への悔悟、それも切ない。
- es_********
4.0点
高校生のありふれた日常。良くある光景。 そう、友達なんて友情なんてそんなもん。 上辺だけで成り立ってる。 連んでるけど、本当はひとり。 だからなにかを求めてしまう。 おばあちゃん(えつこさん)の恋と友情はきっと本物だったんだろうな。だからこそ、恋人と友達の幸せを願うことができるんだろう。 全ての過去が消えてしまっても、大事な大事な思いとして残っているのかも… あ、イヤ、もしかしたら、当時ははづき達みたいに素直になれないでいたのかな。だからこそ今になって、どうしても気持ちを届けたかったのかも。 最後のはづきの笑顔、とっても可愛かった。 見た後に優しくなれる中々よい作品でした。
- nn1********
4.0点
苦労人菊地監督の長編2作目。 デビュー作『ディアーディアー』(15)はまずまずだった。 17年には3作目『望郷』も公開されている(未見)。 本作は、加藤綾子の脚本もさることながら、監督の心の温かさが滲み出た一作となった。 元々は二人の新人女優のための企画。 その女子高生、はづき役荻原みのりと、葵役久保田紗友の演技がなかなか魅せる。 同じクラスながらグループで目立つ存在のはづきと、いつも孤独でいじめられ役の葵が、認知症の徘徊老女(もたいまさこ)と関わったことで心を通わせてゆく。 ストーリーだけ聞くと甘く見えるが、二人の関係にも、老女の家庭事情にも現実の厳しさが鋭く覗く。 今どきのキラキラ映画とは無縁の、普通にいい映画である。 この監督を追え。 評価は4.5★。
スタッフ・キャスト
人名を選択するとYahoo!検索に移動します。