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ハローグッバイ
2017年7月15日公開

ハローグッバイ

802017年7月15日公開

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4.0

一口寸評

苦労人菊地監督の長編2作目。 デビュー作『ディアーディアー』(15)はまずまずだった。 17年には3作目『望郷』も公開されている(未見)。 本作は、加藤綾子の脚本もさることながら、監督の心の温かさが滲み出た一作となった。 元々は二人の新人女優のための企画。 その女子高生、はづき役荻原みのりと、葵役久保田紗友の演技がなかなか魅せる。 同じクラスながらグループで目立つ存在のはづきと、いつも孤独でいじめられ役の葵が、認知症の徘徊老女(もたいまさこ)と関わったことで心を通わせてゆく。 ストーリーだけ聞くと甘く見えるが、二人の関係にも、老女の家庭事情にも現実の厳しさが鋭く覗く。 今どきのキラキラ映画とは無縁の、普通にいい映画である。 この監督を追え。 評価は4.5★。

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