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ローサは密告された (2016)

MA' ROSA

監督
ブリランテ・メンドーサ
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  • みたログ 179

3.80 / 評価:139件

地獄の沙汰も金次第

  • mai******** さん
  • 2017年9月10日 22時58分
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

麻薬王や資金源、密売人の最後の一人が自首するか
あるいは投獄されるまでやめない。
彼らが望むならあの世に葬り去ってもよい。

そんな風にドゥテルテ大統領は発言したとか…

そうやって挑んでいる麻薬戦争。
その内実を考える一助になるこの作品。

強権的過ぎる麻薬に対する施政。
確かに世の中に蔓延り、その影響はバカにならないし
撲滅したいと思うものであることは間違いないんだけれど…

なぜ彼らが麻薬に手を出していくのかを考えた時に
厳しい取り締まりだけではダメだろうとハッキリ考えさせられる作品だと思います。

貧しいから、少しでも裕福な暮らしをしたくて
収入源として取り扱うことになる麻薬。
逮捕されたときに、簡単に金銭を要求する警察も同じだけれど
貧しさが根底にあるからこその麻薬。

ローサのような人たちを一人でも減らしたいのなら
問答無用の射殺ではなく、彼女たちの生活を少しでも裕福にしていかなければ…
叩かれてしまう労働力を
真っ当なレベルに引き上げさせていかなければ
麻薬がローサの手元から消えることはないんだろう。

世界がグローバル経済の光と闇に覆われているのだとしたら
ローサのいる場所は闇の中なのでしょう。
そこに光をあてられるようにするにはどうしたらいいのでしょうか?
問答無用の射殺を認め続ければ
結局のところさらなる貧富の差の貧側への沈下が起こってしまうのではないでしょうか?


人は財産。
ローサの日々の生活や
逮捕されたローサを保釈させようと駆け回る子供たちの姿をみて
こんな風にバイタリティ溢れる人たちを
切り捨ててしまう様な施政だけは間違っているんじゃないかと感じます。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 不気味
  • 恐怖
  • 知的
  • 切ない
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