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パターソン
2017年8月26日公開

パターソン

PATERSON

1182017年8月26日公開

エル・オレンス

4.0

ネタバレとても魅了される夫婦関係

アダム・ドライバーがパターソン市のドライバー、パターソンを演じています。 悪い人が全く出てこない映画。作風はいかにもジム・ジャームッシュ。 繰り返す日常の中で起こるちょっとした出会いや出来事。そのどれもがその場限りの縁で終わっているのが面白いし、淡い温かみから来る幸福感が心地良いです。 パターソンが携帯を持たずネットもしないという設定も巧く活かされています。 そして、互いに全力で応援し支え愛を注ぎ誇りに思うパターソンと奥さんの関係が本当に魅力的。(「大事な話がある」と言う奥さんに対し、パターソンは子供を期待したかな、と思ったのは、私だけじゃないはず) 終盤の「詩の翻訳はレインコートを着てシャワーを浴びるようなもの」という台詞も印象深い。 かなり地味な作品ですが、余裕が持てない現代を生きる私たちに少なからず響く1本。観て損しない1本です。

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