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勧めるべきか迷ってしまう

  • joz******** さん
  • 2020年5月16日 15時48分
  • 閲覧数 1277
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

勧めるべきか迷ってしまう映画です。

ストーリーらしいストーリーはありません。

盛り上がりもありません。

始まりも終わりもありません。

ただ、ニュージャージーのパターソンという町に生まれ育った、しがないバスドライバーの1週間を描いています。

彼は詩をノートに少しずつ書き溜めています。

パターソンという町は、二人の有名な詩人の出身地です。

ドライバーの名前もパターソンです。

彼の書く詩は、お世辞にも上手くありません。

自分でも才能の無さに気付いているようです。

何故なら、ランドリーで見かけた素人の黒人ラッパーや、10歳の女の子の書く詩のほうが優れていると思うからです。

しかし彼は、メゲずに詩を書き続ける。

どうして?

書かずにいられないからである。

どうやら、この辺りに映画のテーマがあるようです。

ぼくは以前から「人生は物語ではない」と言い続けています。

小説や映画は物語でなければ成り立たない。

しかし現実の人生は、始まりも終わりも無いじゃないですか。

毎日を淡々と過ごすだけです。

この監督は、それを実行して見せた。

物語のない映画を作ったのです。

物語はないけれど、パターソンという男、同棲する彼女、彼を取り巻く町の人達はどういう人なのか、ちゃんと描かれている。

なんの変哲もない毎日なのに、何故か「双子」を見かける。

それは、平凡な生活の中に起こる小さな「奇跡」を表している。

最後に変な日本人が出てきて、「アーハン」と答える。

何でアーハンなのかサッパリ分からない。

主人公も分からない。

しかしそれが、現実をありのままを受け入れる「肯定」のアーハンであることがわかり、変な日本人から貰った真新しいノートに、それまでとはちょっとマシな詩を書き始めるのでした。

主演のアダム・ドライバー(カイロ・レン役)が適役で、良い演技をしています。(ずっとデヴィッド・シュワイマーと混同していました。)

評価は難しいけれど、印象度という点で★一つオマケ。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 切ない
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