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パターソン (2016)

PATERSON

監督
ジム・ジャームッシュ
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3.75 / 評価:963件

苦手ジャームッシュ作品への初の共振共鳴

  • sol***** さん
  • 2021年2月28日 19時13分
  • 閲覧数 312
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

オープニングロールで彼の名前を見てアチャー・・となるも乗りかかった船、最後まで見るしかあるまい。

バス運転手でありながら素人詩人、その彼の芸術家らしき恋人女子。そしてペットのブルドッグ。
その決まりきった日常の徐々に変わりゆく状況を月曜朝から翌月曜朝まで描くダイアリームービー。

舞台はニュージャージ州らしいが寂れゆく町といった雰囲気ながら居心地のいいゆったりした空気感も漂う。

上の二人と一匹は極めて仲がよさそうで不和の兆候が見当たらない。
その平穏な関係性も実に好ましく映り、以前に見たジャームッシュ作品と全く異なりイライラが生じない。

米国物にはつきもののバイオレンスがやはり発生するのか!!という場面もその二歩手前くらいで自然消火といった感じ。

最終盤で素人詩人にとっては痛恨のアクシデントが発生するが、その助け舟を出したのがなぜか永瀬正敏。
正直彼の英語も存在もしっくり映画の中にはまっているとは感じなかったけれど、予想外の驚きだったのは間違いない。

かくして、実に好ましい余韻を響かせたまま映画を見終えることが出来た。

なんてことない主題なのにこれもジャームッシュの才能の一側面なのか、それともたまたま嗜好性が一致しただけなのか分からないが、それはどちらでもいい。
視聴開始前に監督の名前を知っていたら観ずにスルーした可能性が高かっただろうから、何はともあれ見通すことが出来て良かった。

3.9の四つ星

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