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幼な子われらに生まれ (2017)

監督
三島有紀子
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3.72 / 評価:598件

大人は子ども、子どもはもっと子ども

  • i_d******** さん
  • 2021年8月2日 21時56分
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

善人は、とにかく危機また危機の連続です。
浅野忠信は正直並みの良いお父さんよりも良いお父さんだと思う。
俺だったらあんな口聞かれたら最初の時点で張り手してるわ!
ってくらい忍耐強く優しい人格者。
まあ家庭寄り過ぎるために甘く、だらしない部分もないとはいえないのかもしれんが、クドカン親父とか、自分勝手な寺島元妻に比べれば友達になって励ましてやりたいと思える部分がちゃんとある。

いかんせん重松清原作ゆえか、食い足りない、書き込み不足なとこがあるのは大いに不満。
他作品のナイフのときやキャッチボール日和のとこも、「あとは読者のご想像に任せます」みたいなのお好きなようなんだけど、
もう一段落くらいは何か描写するなり言いたいこと言ってからにして欲しい…感じがあって、そのへんを本当に原作通りに映画化されてた気がしましたw

あんだけの気不味いやりとりした夫婦の間に、なんか二人きりで少しでも和解した風なのかまだまだ不穏なのか、くらい数秒でもシーン作って欲しかったし
反抗期娘がラスト付近でとるある行動についても、一応クドカンを遠巻きで確認だけして引き返した、とかやってくれても良かった。
もしくはデパートの手前でやっぱ無理!って逃げた、とかでもいいから。
ちょっとあまりにも娘が単なるワガママクソガキにしかみえないんで残念。
カギはどうしたんだよ、カギは??

結果いろいろあったけど何とか取り繕い続けていけそうな浅野忠信にとっては、純粋な「救い」として幼な子が生まれてくれた感じになっててイヤだった。
田中麗奈もせっかく悲しい目に遭ってるのに、それ以降は超然としちゃって個別の描写がないのもなんだかなあ…

三島さん。湊かなえの「少女」を映画化するって聞いた時は、お!なかなかセンスが良い人だ!(というのも全くのアマチュアながら湊かなえの少女は映画化したら面白そうだ、と同時期に考えてたからなんだけどね…)
って期待してたんですが、蓋開けてみたらユージュアルサスペクツかよ!!
やっぱ本田翼じゃ本物のサイコはやれんか…。
なぜこの原作をキラキラ青春っぽいテイストをいれやがったんだ??
とう〜ん、渋味ばっかり覚えさせられてる印象しかないんだよなあ。
映像はすっごい綺麗だし、ロケとか俳優の演出も出来るのが伝わってくるだけに
あとは脚本の問題なのか?
でも荒井晴彦だしなあ…やっぱ監督の感覚なのか。
正直ユルい!!

最後に田中拓人はもっと主張させる音楽を期待します、ぜひ「そこのみにて光り輝く」を超える名盤を…今後も注目です!

詳細評価

物語
配役
演出
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音楽

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  • 不思議
  • 知的
  • 切ない
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