奇跡のマイナー映画、けだし名作
- koy***** さん
- 2020年6月7日 16時26分
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吹替陣がとにかく豪華。土屋太鳳ちゃんの声には5分で慣れました。黒木瞳は安定の上手さ。熊川哲也がバレエ教室の厳しい先生なのはご愛嬌。そして何と言っても最大の悪役の声が夏木マリ。わかってる!キャスティングした人、わかってるね!!久しぶりにおっそろしい夏木マリを堪能できた(*´∀`*)
この面々でマイナーCGアニメ映画になってしまっているのは、逆に奇跡。そして、とても面白かった。名作と言っていいレベルだ。少なくともアナ雪2なんかよりはゲフンゲフン
これ、昭和のスポコン的な面白さに溢れてるよね。
実力はないけど情熱だけは1人前な主人公に、愉快な親友、脚の悪い師匠、厳しいけれどものの分かっている先生、そして意地悪なライバル、ロシアの貴公子。この並びで面白くないわけがないじゃないか!!まぁロシアの貴公子は残念な奴だけどな(*´∀`*)
主人公のフェリシーはバレエ未経験なのにバレリーナになりたいという無茶な夢をもつ。そのフェリシーにバレエを1から叩き込むことになるのは、脚の悪い清掃婦であるオデット。名前からして不遇の元ダンサーだってことが想像つくんだけど、実際その通りで嬉しい(*´∀`*)この特訓シーンがこの映画の肝だよね。そうそう、スポコンはこうでなきゃ!!ジャッキーチェンのカンフー映画とかに通じるものがある。そういうの好きな人、多いでしょ(*´∀`*)
意地悪なライバルであるカミーユは、初対面でフェリシーが大切にしているオルゴールを投げて壊しちゃう非道ぶり。まぁこのくらいはしてもらわないとね!!このカミーユは意地悪ではあるけど、努力家でおまけにかわいい。出番は少ないけど、存在感は抜群だ。しかし真の悪役はカミーユの母親である夏木マリだ。既に書いたけど、おっそろしい。カミーユはこの母親の言いなりというわけだ。
そんなこんなでキャラクターだけ並べても楽しさは伝わると思う。
脇役もいい味を出している。最初は嫌で恐ろしい男に過ぎなかった孤児院の管理人のハゲたおっさんなんか、個人的にこの映画で1番の泣き所になった。
この映画をマイナーにしたのは、きっと映画の神様だ。映画好きしか出会えないようにマイナー作品なるように仕向けたんだろう。
それにしてもこれ、89分によくまとめたよな…その分濃いぞヾ(*‘ω‘ )ノ
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