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あさがくるまえに (2016)

REPARER LES VIVANTS/HEAL THE LIVING

監督
カテル・キレヴェレ
  • みたいムービー 73
  • みたログ 143

3.74 / 評価:109件

淡々とした演出から浮かび上がるもの

  • cri***** さん
  • 2017年11月26日 15時21分
  • 閲覧数 588
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

ドナー側の家族、医療関係者たち、移植を受ける側の家族、それぞれのドラマは決して交わらず、そういう意味でドラマチックな展開はほとんどありません。
しかし、自分でも気が付かないところで思いもよらない人の人生に大きな影響を及ぼしている、そんなことが日々起こっているのがこの世界なのだということを感じさせられました。

臓器移植のシステムというものも非常に淡々と描かれます。移植に関わらず、人間の生活は大きなシステムによって支えられているもの。本作ではそうしたシステムの恩恵と共に、時に機械的で冷徹となるうる面の両方を描いています。
終盤の手術室のシーン。人の命を救うためとは言え、何かがシステムに押し潰されようとしたときに、移植コーディネーターがとる行動。手術の場面のリアルで冷たいトーンから一転し、詩的な映像・演出で、死者に別れを告げる人間的行為の意味や、他者の人生に思いを馳せる想像力の大切さが描かれているように思いました。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • ロマンチック
  • 知的
  • 切ない
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