菅田将暉は魔物だ!
- mil***** さん
- 2017年11月16日 22時41分
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- 総合評価
菅田将暉は魔物だった。
無敵の美しい横顔を持ち
今や飛ぶ鳥を自ら飛びながら捕まえる勢いのスーパースター!
「あゝ荒野」いやはやこれぞ映画。
私は「あしたのジョー」の影響でボクシングが好きだ。
拳闘は一番シンプルで、それでいて何より美しい
ボクシングやる人は、最高の究極の変態だと敬ってやまない。
いろんな人の人生を乗っけられて
戦うボクサー。
精神力と集中力は神通力だ。
菅田将暉、荒ぶるボクサーになっていた。
映画の中でシンジとして5時間飽きさせず観させる闘う男だ。
有無を云わせず魅了する。
ドラマよりも映画での彼は何より輝く。
日活ロマンポルノばりの猛るファックを演じる
24歳菅田将暉!もぅ魔王だ。
寺田 農 と名美のロマンポルノを彷彿とさせる情愛だった。
後編ではバリカン建二役のヤン インチュンが菅田将暉をも喰う勢いで素晴らしかった。
ドモリと赤面症と童貞の、
しかし、ただただ優しく
臆病に愛を乞うバリカン建二
背中や表情、書く文字や、歩幅 、
歌声までも
全部、臆病な建二そのものだった。
ラスト間近のボクシングシーンは
ほんとにボクシングをみてるようだった息をのむ 一打一打。
観客からすすり泣く音がしてる。
2時間半の長い映画だから、
おしっこパンパンなはずなのに、
誰一人エンドロールのブラフマンが終わるまで席を立たなかった。
立てなかった。
私も映画をみて初めて過呼吸になり、
手が痺れて頭がボンヤリした。
この「あゝ荒野」を観てた、
菅田将暉をよく知らないおじさんやおばさんやお爺さんや ボクサーみたいな若者達
みんな見終わった後、
何とも満足なキラキラした目で帰っていった。
ほんとに菅田将暉 スターだ
本物のボクサーみたいだ
皆の人生を背負って
見事、闘いきった。
青臭いけど生きる息吹みたいなものを
もらえる映画なんだと思う。
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