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おしゃれキャット

おしゃれキャット

THE ARISTOCATS

78

can********

2.0

ネタバレ地味

なぜ日本でマリーちゃんは人気が出ているのに、元になった映画を知らない人が多いのか。 それはそういう商品展開を日本のディズニーがおこなったからに他ならない。 突如として現れたマリーグッズ、ディズニーランドでは二足歩行の人型マリーちゃんがショーに出演…。 40年前の映画の、しかも主人公でないキャラクターを見事に一般に広めたことは、さすがディズニーの力だと思うが、果たしてそこにディズニーの本質的な魅力はあるのかどうか…。プーさんやスティッチも同じ。 さて、肝心の映画だが、正直個人的な意見だとかなり「地味」な部類に入る。 大きなスペクタクルもなく、一般のミュージカルのようにゴージャスなナンバーが続くかと思えば、華やかなのはジャズ猫のシーンのみ。 そのシーンも演出上、映像の質感が一気に崩れサイケデリックな雰囲気になされており、ディズニーアニメの伝統芸といえばそうなのだが、一貫した話の流れとしては違和感のあるシーンである。 ジャズを取り扱った映画と聞いてみて観れば、ジャズっぽい雰囲気はたまに流れるものの、パリでジャズという意義が果たして物語に合致していたんだろうかと、ちょっと思う。 それでも映像の緻密さや、当時のアニメーターの実力が伺い知れるため、アニメーションの技術としては申し分ない。特にエドガーのシーンはどれをとっても絶品であり、だからこそ本筋のシーンが弱く感じたのも正直なところ。 この頃のディズニー作品はロビンフッドやくまのプーさん、ビアンカの大冒険などといった隠れた名作が多い中で、この作品はいまいちパッとしない、かなり地味な作品だと思った。 ちなみに観るのだったら日本語翻訳より、字幕を強くおすすめします。

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