霊感とコンタクトをとれるという危険な遊び
- bat***** さん
- 2018年2月1日 0時02分
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ウィジャボードは普通にやるぶんにはただの遊びだが、彼らは自宅が墓場だと気付かずにやってしまっていたのだ。
しかも、おばあちゃんは霊感の強い人だったらしく、それは妹に遺伝したのである。
墓場で降霊してしまった相手は「声が欲しい」と妹に取り付く。
なので、ラストの解決法は「口を縫い合わせて塞ぐ」だったのです。
しかし、その時にはすでに姉に乗り移っていたので時すでに遅し。
一番の問題点だと思いますが、ボードがものすごい動きます。
手を触れてなくてもアルファベットで文字を作るために動く動く。
これがなんだかリアル感を減らしていたような気がします。
しかも、新品で買ったので綺麗なのですが、こんな大量生産のボードでもいいんだと。
ボードが呪われていたわけではない、ということですね。
「呪い襲い殺す」ではボード自体が恐怖の対象でしたが、今回は違うようです。
ストーリーの核は「偽の降霊術をやる一家が本物の降霊術ができるようになった」です。
なので、彼らは人一倍霊現象を疑うはずですが、結構すんなり受け入れます。
母が父と自分しか知らない事を言い当てられたからというのもあります。
しかし、相手は家に住み着いていたので家の中での出来事はすべて知っているのです。
でも偽物だったからこそ本物をすぐに見抜けたっていうのもあるかもしれません。
「呪い襲い殺す」では霊的な存在は映りすぎず、いい感じでストーリーが進みます。
しかし、今回は妹に乗りうつる時にバッチリはっきり映ります。
そのあと妹の口が大きく開いたり白眼になったりします。
この妹の演出が結構大胆なので若干B級ホラーな感じがします。
「呪い襲い殺す」はストーリー重視、「ウィジャビギニング」は演出重視です。
1960年代という時代背景を描き過ぎなかったのはいいところですね。
突っ込みたいところもありますが、姉と妹の性格の差はおもしろかったです。
それと、なかなかひどい母だなって思ってしまいました。
序盤で妹が「壁の中からお金を見つけた」と言ってお金を持ってきます。
母は支払いが滞っているのでわりと躊躇なくそれを使います。
そして妹に霊感があると知るとがんがん学校を休ませます。
なんて親だ。
総評としましては、全体的に良く出来た「そこそこ観れるレベルのオカルトホラー映画」という感じの作品でした。
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