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猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー) (2017)

WAR FOR THE PLANET OF THE APES

監督
マット・リーヴス
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  • みたログ 2,912

3.55 / 評価:2292件

大傑作

  • iBoat_studio さん
  • 2021年2月16日 1時28分
  • 閲覧数 337
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

リブート版猿の惑星・三部作の完結編。
前作は、まとまった良作ではあったが、話の展開が読めてしまうところが。

今作は、出エジプト記を思わせる大筋に、「地獄の黙示録」やホロコーストを連想させる重厚な戦争映画の要素も重なって、どんどんストーリーに引き込まれていく。
冷酷無比な大佐の生き様・死に様を楽しむ、いわゆる「大佐映画」としても十分な見応えがある。

前作で宿敵だったコバの存在が今作でも生かされている。宿敵の心情を理解しようとすることで成長し、重要な選択でも復讐心に身を委ねず、ヒューマニズムにギリギリ踏みとどまろうとするシーザーに胸が熱くなる。

途中で出会った女の子が、猿に家族?(本当は大佐の部下か?)を殺されたにも関わらず、おとなしく猿に同行するのはご都合では?とも思ったが、クライマックスでシーザーが大佐と対峙する場面で、人形という伏線で真実が明らかになる演出は見事。
そして、それはただの伏線回収ではなく、その事実がシーザーのその直後の決断に影響を与えているのだ。

最後に、絶体絶命の場面で、どんな軍隊もかなわない、最強のアレがオチをつけてくれる。予想不可能ながら納得のどんでん返しに思わず笑ってしまった。

2017年当時に観ていれば、王のように君臨する大佐が「壁をつくる」というのも、いろんな解釈ができただろうし、シーザーの生き方がそのままリーダー論になっていると考えると、多分に政治的な作品でもある。

個人的に、SFでは歴代ベスト10に入るか、入らないか、の傑作。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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