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リズと青い鳥 (2018)

LIZ UND EIN BLAUERVOGEL/LIZ AND THE BLUE BIRD

監督
山田尚子
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  • みたログ 1,088

3.86 / 評価:979件

「こまった子ちゃんキャラ」がいなくて……

  • yutaku さん
  • 2019年2月24日 0時06分
  • 閲覧数 692
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

 面白かったです。でも、このシリーズはとても大好きなので、どうしても不満点もいくつか感じました。
 まず、本田望結は残念。リズの声が、絵の中から聞こえてこず、読んでいるように聞こえるのが残念でした。見ていて、物語の世界から素の世界に引き戻されました。
 あと、足ものとの画が多いのも少し気になりました。京アニらしい演出ですが、さすがに多いかと。
 そして、一番気になったのが傘木希美のキャラです。南中学では吹部の部長だったはず。明るく元気で正義感あふれるナイスガールーーそんな長所キャラだったはずが、今作では、見た目ほどいい奴ではなく、優柔不断で妬み嫉みに取り付かれた狭量キャラを前に出してきました。TVシリーズで一度口にした「私、バカだからさぁ」の短所の方を押し出してきたようです。この点に気がつくまで少し時間を要し、物語上の迷子になりかけました。
 それに、TVシリーズでのみぞれとのすったもんだが、なかったことになっているようで、その齟齬に折り合いをつけられないままに見続けることになったのがすっきりしませんでした。みぞれが明かした「私には、希美しかいないから」という思いは、希美本人には伝わっていなかったという解釈のようです。あれは、優子と久美子の二人の耳にしか入っていない、ということなのでしょう。なんだか、わかりにくい。
 こうして、希美が「こまった子ちゃんキャラ」になっているのはブレを感じました。でも、今や優子も麗奈も「いい子ちゃんキャラ」になってしまったので、そうでもしないと物語を作りにくかったのかもしれません。1年生にこまった子ちゃんがいるのかと思ったら、今作ではみんないい子でしたから。
 不満に感じたのは以上の点だけ。全体を通して絵に力が入っているのが見てとれ、好感のほうが多かったです。面倒くさい階段シーンも長く描いていましたし、逆に楽器の指使いへのこだわりを捨てていたのもよかった。1年生の新人、剣崎さんも、声優さんがいい味出していました。
 幸せな時間をすごせました。

詳細評価

物語
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