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隠された時間
2017年8月19日公開

隠された時間

VANISHING TIME: A BOY WHO RETURNED/HIDDEN TIME

1302017年8月19日公開

fg9********

2.0

イイのか?イクない?のか、どっち付かず

 …あらすじは、横着をして、解説の次のとおりだけでいいいだろう。  『母親が他界し、義父と共に離島に移り住むことになった少女スリン(シン・ウンス)。  家にも新しい学校にもなじめずにいる中、ソンミンという少年と出会う。  自分と同じように親のいない彼と心を通わせ、次第にスリンはソンミンに好意を抱くようになる。  ある日、ソンミンたちと立入禁止区域内にある洞窟に足を踏み入れるが、スリンだけを残して3人の少年が行方不明になってしまう。  その後、スリンの前にソンミンを名乗る青年(カン・ドンウォン)が現れる。  周囲の大人が彼を警戒し、警察がマークし始めるが……。』  これは観る人によって評価が分かれる作品だな。  なんら予備知識もなく観始めたが、少女スリンと少年ソンミンとが淡い恋心を抱き始める出だしこそ、胸をときめかせて魅入ったが、スリンと3人の少年が洞窟に入って、恐竜の卵のようなものを見付けて、それを割ってしまったら、時間の停止している異世界へと迷い込んでしまうファンタジーものに切り替わってしまったので、眉に唾を付けながらの鑑賞に移り変わる。  その異世界の世界観も割と魅かれるものがあったが、その内に喘息気味の少年が亡くなり、ソンミンともう1人の少年がその異世界で16年間も生きていたという設定になり、全てのモノが静止している世界ならば、食物も動物も何も生育しないのだから、喰うモノが無くなって飢え死にするだろう……なんて夢もチボウもないことを思い始めて次第に興が削がれ始める。  でも、大人になってスリンの元に舞い戻って来たソンミンとスリンとの遣り取りは切なかったし、2人しかしらない「暗号文字」を通じて、スリンがソンミン自身だと確信に至る場面もファンタジック・ラブめいて心惹かれるものはあった。  でもねぇ、ソンミンとスリンが手を繋いで歩いている場面は、ロリコンオジサンが少女を誘拐しているようにも見えてしまったし、ソンミンが本当のソンミンなのかどうかは、指紋照合でもDNA鑑定でも行えば解かるじゃん的な身も蓋もないような思いに至ったことも事実だった。  でもでも、ラストのソンミンのスリンを思う心の切なさと痛々しさは、それなりに胸を打つものがあった。  なんだかな~、イイのか?イクない?のか、どっち付かずの感想になってしまったが、観て損はない程度の2.4点といったところかな。  (メモ 総レビュー数:3093件、2018年度278作品目)

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