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人狼ゲーム マッドランド (2017)

監督
綾部真弥
  • みたいムービー 13
  • みたログ 133

3.32 / 評価:106件

シリーズ最難関

  • lkj***** さん
  • 2020年8月21日 12時03分
  • 閲覧数 268
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

映画の人狼シリーズ最初から見てます。人狼の対人ゲームは未プレイです。

狂人だらけの村という設定自体はかなり面白かったですが、今回はかなり複雑なルールでした。

しかも、初日に人狼がカミングアウトしなかったり、自分が人狼だと嘘をついた「王様くん」の出現などで、更に複雑になっています。映画としてはかなりしんどいです。

終盤、偽りの証拠を残すことで偽りの人狼を作り出したところはとても良かったです。もし自分が人狼に選ばれてしまった場合に、それまで一緒に戦ってきた相棒を生かそうとしたというのも筋が通っています。

メンバーの殆どが人狼の味方という状況だと、預言者の能力なり、推理なりで村人が人狼を突き止めたとしても、投票で吊ることが出来ません。自分が人狼だという主張を狂人に信じさせるほかに、勝ち筋がありません。

「人狼は襲撃時、死体に手を加えてはいけない」というルールは、あとから考えると、そのために使えと言わんばかりです。深夜の襲撃では、犯人(人狼)による工作は一切行われていないことをルールとして保証しました。

「外には出られない」というルールを利用し、窓から飛び降りて、死体を誰にも絶対にいじられない状況を作ったのもうまいと思いました。建物内で死んだら、朝イチに犯人(人狼)に隠蔽されてしまう可能性がありました。

2つのルールを利用したあわせ技と、狂気的な自傷行為による打撲痕と、準備された凶器により、狂人は完全に騙されました。映画は主人公たちの視点で進んでいたため視聴者からすれば意外性はありませんでしたが、狂人からすれば完全なる証拠に見えたでしょう。これが実はフェイクというのがすごいです。犯人(人狼)にすら意図を感づかせなかった、巧妙なトリックと言えると思います。協力者にも、気づかれませんでした。

他の方のレビューにありましたが、最初の日に、まだ誰も死んでないうちからいきなり殺人に発展したのは私も違和感がありました。

深夜に窓を開けることが出来たという設定も変だと思います。何人かが窓を開ければ、深夜にコミュニケーションが出来てしまうし、襲ってきた人狼の名前を叫ぶことも出来てしまい、人狼ゲームが台無しになる可能性があります。

どうも今回の展開の流れは、黒幕による作為が見え隠れしているように私には思えるのです。このルールを使って、空いた窓を利用して、こういうふうにして人狼を追い詰めろ!という筋書きを押し付けられているような気がします。

最初の投票でいきなり殺人を犯したというのも気になっていて、もしかしたらこの殺人犯は、この人狼ゲームが本物の死のゲームだという確信があったのではないでしょうか?つまりは、二周目だったのではないかと私は疑っています。そしてこの殺人犯は、人狼ゲームの人狼(本物)でした。

こういうデスゲーム系の作品では、2周目の人物は要職につくことが多く、また2周目という経験の多さから、黒幕側からハンデを課されることが多いのです。例えば、最初の偽人狼が死ぬまで自分が人狼だとカミングアウトできない、とかいかにもありそうです。そういう設定にすれば、ゲームが盛り上がるだろう!という黒幕の悪趣味な意図を感じるのです。

~~~~~~

見終わったあとでネットで調べてわかったのですが、本物の人狼ゲームには、偽の人狼+用心棒を引っ掛けるテクニックがいくつかあるみたいです。私は気がつけず、作中での理屈がわからず、特に苦労しました。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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