ここから本文です

北の桜守 (2017)

監督
滝田洋二郎
  • みたいムービー 334
  • みたログ 1,177

3.19 / 評価:986件

俳優陣の無駄遣い

  • mai***** さん
  • 2019年6月3日 11時59分
  • 閲覧数 282
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

考えてみると、吉永小百合の出演映画を観たのはこれが初めてかもしれないです。

日本アカデミー賞のノミネート作品。
この映画自体の存在は知っていたのですが、公開当時全然興味が惹かれなくて観ませんでした。
ですが、日本アカデミー賞の候補に上がった作品の中でこの映画以外全部観たので、この映画はどんなものかと思ってDVDを借りてみました。

まぁ...そんなには期待して観たわけではありませんが、そこまで好きになれませんでした。
ただ、物凄く退屈だった前半に比べると、最後まで観たら思ったより良かったです。

予告編では、この映画は吉永小百合と堺雅人演じる親子のロードムービーのように宣伝されていましたが、実際にロードムービー的な展開になるのは後半からで、前半は親子の過去と堺雅人の会社の話に吉永小百合が入り込むような内容でした。

キャストが豪華で、
吉永小百合、堺雅人、篠原涼子、阿部寛、佐藤浩市と、素晴らしい俳優達が出ているので、演技面は一部を除いて素晴らしかったです。

樺太からの引き揚げ時代と親子の交流、
堺雅人演じる息子の会社と家族、
吉永小百合と阿部寛演じる夫婦、
昔を記憶を思い起こすためのロードムービー、
いろいろなストーリー内容が組み込まれていますが、それを比較的短い時間に纏めてしまった結果、全てが中途半端で薄く感じてしまいました。

特に感じたのが、認知症になった原因を探るために親子で旅をするのですが、少し見辛かったです。
その原因はとある人物2人が絡んでくるのですが、正直そんなに描かれていません。
特に、直接の原因となった人物の方は物語の途中からフェードアウトしてしまうので、突然その人物の名前が出てきたときに「そういえば、いたな」となってしまいました。
何故フェードアウト状態になったかは後々明かされるのですが、うーん...
やはり忘れさせない程度にもう少し出した方が良かったかなと思います。

また前述から触れてますが、
吉永小百合と阿部寛は夫婦という設定です。
けど全然夫婦には見えなかったし、寧ろ親子っぽく感じてしまいました。
確かに吉永小百合が非常に若く見えるのは僕も同感です。
演技も前述の通り、二人とも良いです。
ただ、吉永小百合が70歳を越えている事も知っているので、20歳ほど年下の阿部寛の奥さんという設定はどうしても違和感を感じてしまいます。

また、堺雅人演じる息子の会社も描かれるのですが、それが原因で堺雅人演じたキャラクターが全然好きになれませんでした。
コンビニの店長だったと思うのですが、店員に対しての扱いが最悪で、最早奴隷状態です。
当時の時代背景もそこまで詳しくないから否定的に見てしまったと思うのですが、自分自身ブラックに勤めていた経験もあって、こんなところには絶対働きたくないと僕みたいな20代には感じてしまいます。

また、篠原涼子はこの映画で堺雅人の妻を演じています。
同年公開の映画で「SUNNY」では良い演技をしてたのですが、この映画は去年の3作品のなかで一番ダメでした。
アメリカ育ちという割には英語の発音は酷いし、全体的に大袈裟にやってる気がしました。
これで日本アカデミー賞の助演女優賞にノミネートされたと思うと疑問でしかないです。

そして、所々舞台の演出が出てくるのですが、個人的に必要性が感じられなかったです。
何のための演出だったのでしょう?
映画の雰囲気からだいぶ違うし、結構気持ちが離れてしまいました。
ですが、終盤の阿部寛が出てくる所は感動しました。

また、終盤の方で吉永小百合が認知症になった原因が発覚した時は少し感情的になりました。
吉永小百合が罪深く感じる要素としては少し弱い気もしますが、二人の演技が良かったので、それが大きく感情的になりました。

主題歌である合唱曲も良かったでしすし、親子の二人も多く描かれていた事で絆が感じられたので、それらにだいぶ映画が持ち上がった気がします。

ただ、いかんせん好きじゃない所が多かったです。
感じ方は人それぞれではありますが、僕にはこれが日本アカデミー賞のノミネート作品だということが納得がいきません。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 未登録
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ