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静寂の森の凍えた姉妹

静寂の森の凍えた姉妹

GRIMMD/CRUELTY

105

fg9********

3.0

ネタバレ驚愕、瞠目するエッダであった!!!

 …アイスランド発の北欧ミステリーサスペンスだ。  …『ミレニアム』3部作や『特捜部Q』シリーズなどが大好きなので、愉しみに観てみる。  …あらすじは解説のとおりと書こうと思ったら空欄で、レビュー数も未だ5件のみだ。  あんまり人目に付かない作品なんだな。  アイスランドの首都レイキャビクの雪山の森の中で、幼い姉妹が抱き合ったまま凍てついた痛ましい惨殺体が発見される。  同僚の男性ヨイと組んで捜査を担当することになった女性捜査官のエッダは、過去に性犯罪歴のある者たちを中心に取り調べを進めるが、その中にはエッダの弟のアンドリも含まれていた。  そんな折、幼い姉妹を殺された母親は嘆き哀しみ憔悴著しかったが、娘が付けていた日記を発見するのだった。  その日記の中に、「新しい友達が出来た。彼は面白くて大きい。だから、[ライオン]と呼んでいる。昨日は、ドライブに連れて行ってくれた。」と書かれており、[ライオン]と[ドライブ]は捜査の進展に大きく寄与するかに思えたが、母親は該当箇所の頁を切り裂いてひた隠しにするのだった。  この母親の行動が謎だったな~。  そんなある日、目撃者が現われる。  目撃者の夫婦の意見は全く食い違っていたが、犯人の着ていた衣服は、袖と胴体の色が違うスタジャンだと特定されるのだった。  そんな折、エッダは、自分の娘の友達にも[ライオン]という綽名の子がいて、何故[ライオン]という綽名が付いたのかと言えば、[獅子座]生まれの子だからなのだった。  で、エッダは、過去の犯罪者の中から7月23日~8月22日生まれの者をリストアップして事情聴取を行うのだった。  それらの対象者の中には、なんと!エッダの弟のアンドリも含まれていて、彼も事情聴取を受けるものの、口を堅く閉ざして何も語らないのだった。  アンドリの所有する車も鑑識によって調べられたが、事件の痕跡となるようなものは何も見付からなかったので、彼は釈放されて、姉のエッダもホッと胸を撫でおろすのだった。  事件の捜査は振り出しに戻ってしまったが、姉妹を殺された母親の許に、「娘たちは俺が殺した。今度はお前も殺す」という脅迫状が届くのだった。  でも、この犯人は、愉快犯の少年の犯罪だと直に明かされてしまうのだった。  一方、釈放されたアンドリは、職場で「変態」というレッテルを貼られて爪弾きにされるのだった。  で、やっぱり、序盤から登場した幼児性愛気味の性癖のある知的障害のマグニが再び有力容疑者として浮上し、ヨイは彼から強引に自白を引き出し、犯人に仕立て上げるのだった。  でも、エッダは、マグニが車の運転を出来ないことから、犯人説を否定するものの、彼女の上司もエッダの意見には耳を貸さないのだった。  で、マグニ犯人説は公式見解として警察から公表され、マスコミも姉妹殺害事件の犯人逮捕を報道するのだった。  そんな頃、アンドリに対する嫌がらせは増々エスカレートしていき、ある晩、アンドリは職場の同僚から袋叩きの目に遭い、半死半生、意識不明の重体に陥ってしまうのだった。  瞬時にしてもアンドリを犯人として疑ったエッダは、後悔著しくアンドリの眠る病室に駆け付けて只管謝り続け、なんとか意識を取り戻して欲しいと願うのだった。  その病室にアンドリの彼女が訪れ、部屋のクローゼットを開けると、なんと!!!例のスタジャンがハンガーに掛かっていたのだった。  驚愕、瞠目するエッダであった!!!といったストーリーだ。  犯人を目撃した夫婦の犯人像は食い違っていたが、旦那はアンドリを見て、奥さんはマグニを見て犯人像とし、アンドリとマグニは共犯で、主犯格はアンドリで、知的障害のあるマグニを手の駒として使っていたのだろう。  また、殺された姉妹の母親が娘が書いた日記を破いて隠していたが、旦那が航海士だったかで家に居付かないためにノイローゼに陥り(アルコール依存症気味でもあった)、娘に虐待していた様子が記載されていたのではないかな~、なんて憶測の域を出ないが、姉妹殺しの容疑者がどいつもこいつも怪しかったので、誰が犯人なのか想像するだけでも愉しかったし、また、一旦犯罪を起こした者は、どんなに真面目に過ごしても過去の汚点は拭い難いという、北欧独特のシ~ンとしたうすら寒さも感じられ、『ミレニアム』3部作や『特捜部Q』シリーズとは比べるべくもないが、十分に一見の価値はありの3.4点といったところかな。  (メモ 総レビュー数:2938件、2018年度123作品目)

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