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4.0点
なんか惜しい作品でした。2重スパイの捜索はメインのテーマにはなってなく、ましてやもうひとひねりは蛇足感がありました。スッキリとローレンに感情移入出来て、勝利してカタルシスと言う構成の方がよほどよかったのではと。 ローレン役のシャーリーズ・セロンが頭脳派で圧倒的キレキレアクションで魅せるという演出ではないのです。ボロボロになってもしつこく向かってくるKGB相手に、セロンも泥臭く血だるまになりながら立ち向かう、そんなアクションはほんとに素晴らしい。東ベルリン脱出間際ビル内でのアクションは必見です。時代設定もいい、役者もいいのに、脚本と微妙なミスマッチ、お洒落にやりたいのか、リアルにやりたいのか腰の定まらない残念な出来となりました。
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