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すばらしき映画音楽たち (2016)

SCORE: A FILM MUSIC DOCUMENTARY

監督
マット・シュレイダー
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  • みたログ 188

4.00 / 評価:127件

20世紀フォックスのテーマ曲の由来は…

  • bakeneko さん
  • 2020年6月11日 20時57分
  • 閲覧数 164
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

ジョン・ウィリアムズやハンス・ジマーなどに代表されるー現在のハリウッド製大作映画を牽引する作曲家たちの映画への音楽付けの様子や名曲の誕生秘話を、具体的な映画を見せながら紐解いて行くドキュメンタリーで、アメリカの映画音楽の歴史についても蘊蓄が語られます。

現在のハリウッド大作の作曲家たちへのインタビューや劇音楽の録音風景を通して、映画の中での音楽の役割を明示してゆくドキュメンタリーで、様々な名曲&名画&名作曲家の作品が俎上に揚げられてゆきます。
「キング・コング」が初めて劇音楽にオーケストラ音楽を用いたことや、
「欲望という名の電車」で初めてジャズが映画音楽に用いられたこと、
ニューシネマに時代になってオーケストラによる映画音楽が下火になっていたが、ジョン・ウィリアムズの「スターウォーズ」の音楽の好評で再びオーケストラが多用されるようになっていったこと…など映画史的な蘊蓄も沢山語られますし、人気映画音楽家になる前の作曲家たちの活動のフィールドも紹介されます。
また、映画を観るということが同時に映画を聴くことであり、劇への感情移入や感動が音楽に大きく左右されることも科学的に解析していますし、映画のシーンに合わせて音楽を付けて行く作業や録音のオーケストレーション風景、そして録音後のミキシング…といった、一連の作業も興味津々であります。
各作曲家の音楽の特徴や凄さに加えて、レコーディングスタジオやオーケストラによる音響の違いも具体的に解説してくれるドキュメンタリーで、作曲家たちが常に新しい音を生み出そうと苦心していることも判ります。
惜しむらくは、ハリウッド方式に組しない欧州の作曲家の様子や、オペラやミュージカルとの関係性などについて語られていないなど、アメリカの大手映画製作の音楽についてのみ限定の作曲家紹介&音楽付け解析となっていることですが、本作を観ていると映画の物語を観ている時の音楽の聴き方やオープニング&エンドタイトルの楽曲の聴き方に深みが増すこと請け合いですよ!

(脱線)
本作で紹介されたー“スティーブン・スピルバーグ&ジョン・ウィリアムズ”の様に監督と作曲家の名コンビを思いつくまま挙げてみました。
クロード・ルルーシュ&フランシス・レイ
ジャック・ドゥミ&ミシェル・ルグラン
フランソワ・トリュフォー&ジョルジュ・ドルリュー
フェデリコ・フェリーニ&ニーノ・ロータ
エンニオ・モリコーネ&セルジオ・レオーネ
ピエトロ・ジェルミ&カルロ・ルスティケリ
ダリオ・アルジェント&ゴブリン
デビッド・リーン&モーリス・ジャ―ル
ブレイク・エドワーズ&ヘンリー・マンシーニ
テレンス・ヤング&ジョン・バリー
フランクリン・J・シャフナー&ジェリー・ゴールドスミス
アルフレッド・ヒッチコック&バーナード・ハーマン
ティム・バートン&ダニー・エルフマン
ウォン・カーウァイ&梅林茂
エイゼンシュテイン&プロコフィエフ
宮崎駿&久石譲
岡本喜八&佐藤勝
小津安二郎&斎藤高順
本多猪四郎&伊福部昭
木下惠介&木下忠司
あと、ウディ・アレンはジョージガーシュインの曲を良く使いますし、
ルイス・ブニュエルはバックミュージックを一切使わないことで有名で、
逆に、ジョン・カーペンターやチャップリンは自分で音楽も担当する(時には主題歌も歌う)…など様々です。

ねたばれ?
“この映画は大金が掛かった超大作だから(是非凄い音楽を付けてくれ)…”って製作者に言われたら本作の作曲家の様に委縮するのが普通だよね!(―ハンス・ジンマーって正直だなあ~)

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