あらすじ・解説
恋人だったロドリゴ(マイケル・デ・メッサ)によって、無実にもかかわらず殺人の罪で30年も投獄されたホラシア(チャロ・サントス=コンチョ)。出所したホラシアは、復讐(ふくしゅう)を果たそうとロドリゴを捜す旅に出る。アヒルの卵を売る男、物乞いをして食いつなぐ女、心と体に傷を抱えた謎めいた女(ジョン・ロイド・クルーズ)ら、行く先々で出会うさまざまな者たちにホラシアは優しく接する。そんな彼女に心を打たれた者たちの協力もあって、ホラシアは少しずつロドリゴに近づいていき……。
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作品レビュー(19件)
- yok********
5.0点
シチュエーションでストーリーを繋げていく手法なので長いけど、 まったく退屈なく、最後まで魅せられました。。カットの画作りが素晴らしく、 隅々まで計算されていて、当時のフィリピンの庶民の生活が感じ取れました。 ストーリーは主役の女性の冤罪の復讐が軸ですが、その女性が社会的弱者に関わることで、監督の想いが伝わってきました。秀作です。
- arl********
4.0点
長いけど丁寧な筆致で描かれた上質の映画でした。 コントラストの強い冴え冴えとしたモノクロ映像もよかった。 トルストイの短編「神は真実を見そなわす」にインスピレーションを得て制作されたもののようです。この小説は殺人の冤罪で26年間服役した男がいて、後に収監された真犯人の告白を聞くことになるものの最終的に真犯人を赦すという、宗教的ですがいい話です。
- oto********
5.0点
4日かけてのんびり鑑賞しました。 自分がフィリピンに行ったときの、虫や蛙の声、うるさいバイク、遠雷、豪雨、バラック、路地の闇が描かれていて、味わい深く体にしみこみました。 頭を使って考えるようなタイプの作品ではなく、だらだら味わうのがいいでしょう。 闇の住人たちの姿がよかった。特に女装の方に感激しました。
- bon********
4.0点
全く着地点が予想できない 普段 如何にハリウッドに代表される わかりすいフォーマットに毒されてるか気付かされる モノクロ しかも硬調のハイキー現像のため シャドーに沈み込んで俳優の表情が見えない 進むことのない展開 物語を語ろうとせず BGMは一切なし アップ無しの引き画面、標準レンズ使用 オフビートどころかテンポとリズムを拒絶してる カットごとの意図はつかみかねる 観客が登場人物への「感情移入を拒否」した世界観 最初はどうすればいいのか測りかねたが 「見届ければいい」のだと思った フィリピンの道路に 足を投げ出し だらしなく腰掛けながら 汚れた街の人々のありさまを 「理解する必要」などない 2時間の中で いちいち起承転結が必要か 誰もが納得する結末が必要か そんなことに 考えが至ってしまう
- じぇろにも
3.0点
ネタバレ97フィリピン 農作業
このレビューにはネタバレが含まれています。
スタッフ・キャスト
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受賞歴
ヴェネチア国際映画祭第73回