あらすじ・解説
都会から離れた島で窮屈さを感じながら育った夢都子(貫地谷しほり)は、大人になり幸せな家庭を築いていた。ある日、幼いころからの自由の象徴で、本土の憧れの場所「ドリームランド」が閉園することを知り、彼女は長年思い続けてきたことを語る。一方、本土から9年ぶりに帰郷した航(大東駿介)のもとに亡き父の教え子だという人物がやってきて、航は確執を抱えたまま死別した父の真意を知る。
シネマトゥデイ(外部リンク)
作品レビュー(11件)
- mai********
4.0点
語らない思いの裏にある思い。 喧嘩するほど伝え合えたら違っていたかもしれない。 でも、そうはならなかった。 それが故郷での話だからこそ、より重苦しい。 故郷に望むこと 優しくあって欲しい あたたかくあって欲しい そこが帰ってくる場所であって欲しいし いつでも安らげる場所であって欲しい。 それが叶わなかった時の辛さはいかほどか。 そこに積み重なった時間の重さと そこで抱え込んだ思いの辛さ。 後悔 自責 孤独 時間が育ててしまうからこそ 巡り巡ってでも思いが届き合う瞬間が貴重で こんな風にわだかまっていた心が解けていく瞬間を得られたなら… またここから旅立てるし 心を自由に、歩き出すチカラになる。 貫地谷しほりさんと大東駿介さんがそれぞれに魅力的でした。 辛かったり 苦しかったりを微妙な表情で見せてくれてたと思います。
- gla********
4.0点
なぜかDVDは完全に分かれて、それぞれの短編作品が完結するつくり。2枚組でもありませんでした。(映画は続けてやってたんですよね?) 先に「夢の国」を。 貫地谷さんの演技が素敵でした。黙っている時の表情とか特に。木村さんはもちろん安定の演技。 音響でサスペンス感てんこ盛りにしてましたが、物語はそれほどでもなく、脈々と続く家族・母娘の深い思いが身に染みて感じる映画でした。 「光の航路」 すれ違ったまま死に別れてしまった父子の思いが最後に見事に繋がり、ハラハラもなく、落ち着いて観られました。 湊かなえさんの作品としては案外、あれがどうなってこうなって、、??みたいなのが全く無く、若干的外れ(自分が)でしたが、全体的に良かったと思います。
- hir********
5.0点
派手な演出やどんでん返しがなくたっていい作品は見応えがあります。心に染みる映画でした。素晴らしい。湊かなえ、今更改めて言う必要ありませんが正真正銘の天才です。この先も多くの名作で我々を喜ばしてくれるでしょう。そして、その時のかなえさんの評価&立ち位置がどうなっているのか? 松本清張をも超えるか。。。 忘れてたました。映像作品としても秀逸でした。こちらも才能ある監督さんと言えるでしょう。見事。
- SNOOPY777
1.0点
田舎(尾道)の同級生の二人が 単に悲惨で 最後にどちらも一応救われるけど 別にハッピーではないな な話を淡々と見せられるだけなので 素人とか 誰が作っても こうなりそうな演出だから ワクワクしない。 尾道がこんなに陰惨だなんて。 因島は こんなに暗いの? 本土側では 感じない陰惨な雰囲気に 唖然。
- pip********
3.0点
2編のお話からなっていて、関連性は主人公の二人が同級生というだけで、それぞれ別のお話。最初の貫地谷しほり主演の話の方が面白かったな。貫地谷しほりも老けちゃったね、さすがに女子高生役はきつい。
スタッフ・キャスト
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