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ゲット・アウト
2017年10月27日公開

ゲット・アウト

GET OUT

1042017年10月27日公開

微糖コルレオーネ

5.0

ネタバレとある細かい伏線を分かち合いたい

序盤から不穏な空気が漂ってましたね、あの家族の行為は決して許されるものでは無い。その根底にあるのが黒人への「憧れ」なのだ、スポーツ界とかでは活躍しているのはほぼ黒人選手、80年代のNBAではラリー・バードに希望を持たせた白人も多かったけど、やはりマイケル・ジョーダンやレブロン・ジェームスには及ばない。その力を得たい白人の深層心理が家族の凶行へと繋がる。 その証拠に祖父が乗っ取った使用人は夜な夜な陸上のトレーニングをしている、それはかつて黒人に負けた悔しさが何十年経ってもまだ残っているからだ… 残酷なのが元の意識もちゃんとあるのにだ。 伏線は沢山あり、特に分かち合いたい伏線が使用人2人の喋り方がちゃんと白人のアクセントになっていること、そしてクリスが女性の使用人と携帯電話の件で話してた時、「密告」を意味する「Rat you out」という言葉を使っていたが、使用人は一瞬キョトンとしてます。それはクリスが使ったのは黒人スラングだからである。彼からしたら黒人同士の会話だからそれが自然と出て当たりまえです。少し間を置いて意味がわかった使用人は「Tattle taleの事ね?」と返してきた。クリスも呆気に取られながら「そうだ」と返事をしたが、この「tattle tale」も確かに「告げ口」の意味はあるけど、アメリカでは死語に近いものがあり、白人でなおかつ超年配の方が使ってるくらい、黒人の若い女性からはまず出てこない言葉です。もうその辺から伏線があったのですね… すんごいや。 他人の人生を一方的に奪って私服を肥す怖さ、黒人達にとってある意味罵倒されてた方が遥かにマシだと思う考えられます。一線を越えた差別の向こう側がこの映画だと思います。最後はそれが仇となって強いクリスに返り討ちにされる所がまた痛快。この映画唯一の癒しであるデブ君・ロッドがクリス助けるために犠牲にならなくてよかった…… 2度目見て伏線探すことが本番ですよ!

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