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アナベル 死霊人形の誕生
2017年10月13日公開

アナベル 死霊人形の誕生

ANNABELLE: CREATION

PG121102017年10月13日公開

一人旅

4.0

ネタバレ貞子が出てきそうだなあ~

デヴィッド・F・サンドバーグ監督作。 50年代後半のアメリカを舞台に、一体の少女人形に翻弄されるシスターと孤児達の恐怖を描いたホラー。 新進気鋭のホラー映画作家:ジェームズ・ワンによって作り出された『死霊館』(2013)。ヒットを受けて『アナベル 死霊館の人形』(2014)『死霊館 エンフィールド事件』(2016)としてシリーズ化されてきました。本作は今後も続編の製作が予定されている「死霊館」シリーズの通算4作目、「アナベル」シリーズとしては第2弾となる正統派の人形ホラーで、内容的には前作『アナベル 死霊館の人形』の前日譚になっています。 1957年のアメリカ。児童養護施設の閉鎖により行き場を失ったシスターと孤児の少女6人は、12年前に最愛の一人娘を亡くした人形職人夫妻の自宅に引き取られる。そこには開けることを禁じられた部屋があるが、ある時孤児の一人が開かずの部屋に立ち入ってしまう。鍵の掛けられたクローゼットを開けた少女は、そこで白いドレスを着た一体の少女人形を発見する。その日を境に、シスターと少女達の周囲で不気味な出来事が起こり始める…というストーリーで、第1作から登場したシリーズを代表するホラーキャラクター:「アナベル人形」の誕生にまつわるエピソードが描かれていきます。 観客を恐がらせる仕掛けが満載の人形ホラーで、 二種類のエレベーター 階段下の隠し部屋 案山子の置かれた納屋 草原の中の井戸 暗闇が続く廊下 …等、空間とギミックを上手に使った恐怖演出は秀逸ですし、神出鬼没なアナベル人形や寝室で寝たきり生活を送る謎めいた妻の存在が不気味さを高めています。そして、シリーズを通じたテーマである「人間vs悪魔」の壮絶な対決も後半畳み掛けるようにして活写しています(クライマックスに動的展開を持ってくるのが本シリーズの恒例パターンですね!)。 劇中映る一枚の写真に次作『死霊館のシスター』(2018)に関係するであろう人物が映り込んでいる―“シリーズ全体の構想がしっかりしている”ことを再確認させてくれる手の込んだホラー作品で、前作『アナベル 死霊館の人形』に直接繋がる結末にも唸らされます。

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