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アナベル 死霊人形の誕生 (2017)

ANNABELLE: CREATION

監督
デヴィッド・F・サンドバーグ
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3.57 / 評価:552件

アナベル二作目

  • レンオウパパ さん
  • 2019年1月5日 0時43分
  • 閲覧数 1036
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

現代心霊ホラー映画界の最重要人物ジェームズ・ワンによる大人気シリーズ「死霊館」のスピンオフ「アナベル」の第2弾。

こう書くとなんだかややこしいですが、単体で観ても大丈夫な作品になっているのでご安心を。(もちろんシリーズ通して観ればより楽しいですが)


本作は個人的に大当たりだったホラー「ライトオフ」を手掛けたデヴィッド・F・サンドバーグが監督を務めるということで大いに期待しておりました。


しかし結論から言うと「惜しい!」といった感じでしょうか。
かなり肩透かしだった前作「アナベル」に比べると全然マシですが、残念ながら期待を越えてはくれなかった…。(ちなみにこちらが時系列的には前作の前日譚になります)


もちろん良かった点もあります。

怖がらせ演出は相変わらず巧いです。
「出るのか出るのかー……出たぁー!」のタイミングが絶妙。
空間やカメラアングルの使い方も巧みで、恐怖を煽るためのギミックも、お約束ながらきっちり機能してます。
これらの恐怖演出はシリーズ通して良い出来ですが、本作もその点は外していません。

個人的にはジャニスが人形工房で襲われるシーン、お母さんが顔をやられるシーン、お母さんの末路が怖かった。


あと冒頭の衝撃的な掴みも良かったですね。
全く心霊的な怖さではないですが、思わず「あっ!」と声をあげそうになりました。

この辺りは良かった点ですが、しかし微妙に感じた点も多い。

まずホラーとして一番微妙だったのは悪魔のビジュアルでしょうか。
ジェームズ・ワンが関わったホラーは「死霊館」シリーズにしろ「インシディアス」シリーズにしろ、心霊系でありながら霊や悪魔を結構ガッツリ見せることが多いのですが(私はそれを「ガン見せ系心霊ホラー」と勝手に命名しております)
本作も御多分に洩れず、悪魔がガッツリ登場します。


しかしその悪魔のビジュアルが全然怖くない…
なんていうか「悪魔」と呼ばれて一番に思いつくような安いデザインで興醒めも良いところです。
死霊館のシスターや、インシディアスのババアの花嫁のようなインパクトのあるデザインの怖い霊が出てこなかったのが残念。


もうひとつ悪いところは、これは子供達を主役に持ってきた弊害といいますか、いくら襲われても結局皆助かってしまうんですよね。

子供の残酷な死はなかなか描けないんでしょうが、そのためにホラーとしての緊張感はかなり削がれてしまっているのは否めません。

ガッツリ襲われても結構無傷で助かってしまうので「実はこの悪魔怖がらせるだけで大したことないんじゃねーの??」と途中から思ってしまいました(苦笑


まあマリンズ夫妻の殺され方はなかなか怖かったですが(特に奥さんの方)そこは直接的には描かれないですしね…。


あとは恐怖シーンを詰め込みすぎたせいで若干中だるみを感じたのが残念でした。

上映時間は110分とこの手のホラーにしては長めですが、その大半が「出るかな出るかな〜…出ない〜」「出るかな出るかな〜…出たぁ〜!」の恐怖シーンの繰り返し。

ストーリー的にはあまり内容がないんですよね。

「死霊館」シリーズや「ライトオフ」なんかは、恐怖シーンを詰め込みながらも人間ドラマもしっかり描いていて、中だるみすることはなかったのですが、本作はそのバランスが恐怖シーンに寄りすぎて途中から少しダレてしまいました。


似たようなバリエーションの恐怖シーンをもう二、三個削って、90分ぐらいにまとめた方が良かったのではないかなぁ〜とか思いましたね。



と、まあ長々と書いてしまいましたが、それでも心霊ホラーとしてはきっちり「観れる」レベルには達していますし、恐怖シーンが多めで、皆でワーキャー言いながら観るのも悪くない、なんだかんだでそれなりに楽しいホラー映画にはなっています。


死霊館シリーズは今後も楽しみです。

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