あらすじ・解説
1919年のドイツ。婚約者のフランツが戦死し悲しみに暮れるアンナ(パウラ・ベーア)は、フランツの墓に花を手向けて泣いているアドリアン(ピエール・ニネ)と出会う。フランツと戦前のパリで友情を育んだと語る彼に、アンナとフランツの両親は次第に心を開いていく。やがてアンナがアドリアンに婚約者の友人以上の感情を抱いたとき、彼は自らの秘密を明かし……。
シネマトゥデイ(外部リンク)
本編配信
スマートフォンご利用の方はアプリから視聴できます。
予告編・動画
作品レビュー(52件)
- Cinemalove
5.0点
なんと美しく哀しい話なんでしょう。 そしてあのキスシーン。映画史上に残る、最も美しく哀しいキスシーンですね。 ブラックボックス以来、ピエールニネを好きになり、注目してますが、主演二人の熱演が素晴らしいと。 映画館公開の際気になってましたが 観に行けばよかったです。 モノクロとカラーの使い分けが見事。 さすがオゾン。 オゾン作品で一番好きです。 これは反戦映画ですね。 嘘もこの作品のテーマの一つですが、日本人にはわかる曖昧さというか、アメリカ映画にない絶妙な機微がわたしはたまらなく好きです。 ラストは思わず涙。 こんな美しい映画を作ってくれたオゾンに感謝。 唯一、私個人のわがままな希望ですが、大好きなルーブルをカラーで見たかった。意味のあるモノクロシーンとわかっているのですが、カラーで見てみたかったです。 いま美術について色々勉強中ですが、マネのあの絵は知りませんでした。いつか実物を見たいです。
- you********
3.0点
ネタバレアドリアンが・・・
このレビューにはネタバレが含まれています。 - じぇろにも
4.0点
このレビューにはネタバレが含まれています。 - ぽち
5.0点
大好きなフランソワ・オゾンの作品。 こんなに落ち着いた上品な作品を作る映画監督と同じ時代を生きていることが幸せです。 あらすじは既にたくさん書かれているので省略します。反戦というのはテーマとしてあるのは確かなのでしょうが、それを強く主張するというよりは戦争に翻弄された人々のやるせなさを淡々と描いています。 アドリアンを演じたピエール・ニネがとにかく素敵で惚れ惚れしてしまいました。
- frh********
5.0点
久々に記憶に残る、壊れそうに儚く美しいキスシーンを見たように思う。 ハリウッドのジェットコースターなストーリーに慣れている感覚で見ると、ストーリー展開は退屈な部類になるかもしれないけど「え?もしかして?」「あ、そうなん?!」「そうでたか」「え、その人まさか…」と、次々プチ疑問とプチ解決が出てくるから、個人的には全く退屈しなかった。 主役の女性も美人なのに媚びることなく自分の信念を貫く凛とした女性でとても好感。義理の両親も温かい。 好きだ好きだと何の魅力もないのに(失礼)一方的に言ってくる男とのやりとりが、「美女と野獣」のベルとガストンの雰囲気だなあ~と苦々しく見ていた。 フランス人の彼も、その家族たちもなんだか掴み所のない感じがし、やはりお国が変わるだけでも特に我々アジアとヨーロッパじゃ難しそうだなどと感じた。
スタッフ・キャスト
人名を選択するとYahoo!検索に移動します。
受賞歴
ヴェネチア国際映画祭第73回