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女神の見えざる手 (2016)

MISS SLOANE

監督
ジョン・マッデン
  • みたいムービー 825
  • みたログ 2,972

4.27 / 評価:2376件

無感動だが高い知的関心は最後まで持続

  • sol***** さん
  • 2020年12月7日 10時49分
  • 閲覧数 453
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

実によく出来た映画。素人には付け入る隙があるようには見えなかった。

個人的に歯噛みしたのは1.5倍速では着いていけそうになく、1.3倍速でもまだ早く、仕方なく普通速でスローダウン再生せざるを得なかったこと。笑
それだけ内容が密で観察と思考をフル回転させる必要があった。

ヒロインは中々感情移入しにくいキャラながら、銃規制強化法案潰し側の仕事を毛嫌いしすっぱり縁を切り、銃規制強化側の事務所に鞍替えしたことがポジな心象を残し、それが後々効いてくることになる。

銃規制強化側の広告塔女子(高校生の時に銃で殺されそうになったトラウマの持ち主)が狂ったガンマニアに殺されそうになった際、合法的銃所持者がガンマニアを射殺したエピソードは、致命的痛手となるであろうことがこちらにも理解できたし、なんと狡く嫌らしい展開・演出と感心もする。

ただ意外だったのはヒロインにとっての弱点となるはずだった男娼買春の件。男娼があんな行為に到るとはねぇ・・・。まぁ実際の性行為場面や金銭授受の証拠写真などがなければ立証困難だから可能な偽証でもあったのだろう。

ヒロインにとって絶対不利の状況を覆したのが”ゴキブリ”というのは気が利いていた。笑 
あの諜報技術の伏線は一度はお蔵入りされたはずと忘れていた頃にポット挿入してきたのはしてやられた感はあり。

「意図的に残したスパイ」であるヒロインの元右腕女子は、本当にスパイだったわけではなく、ヒロインの高度な予測通りの〝不正証拠資料探し”という行為をしただけなのだろう。

で、本作における個人的な美点はヒロインが罪に服し収監される場面があったということ。
彼女もどうやら自分の猪突猛進性をストップさせる必要性を痛感していたが故に、無意識的に甘んじて刑に服す方向に持っていたのかもしれないなどと思ったりもしたが、どうなんだろうね。

彼女にポジな印象を持てなかった人でも、収監され出所した場面にはニュートラルな心象へと変じた人もいるんじゃなかろうかと思われた。これも当て推量に過ぎないが・・

4.0の四つ星


もし本作が殺し屋に始末させるなどダーティーバイオレンスな展開になったなら飽き飽きしてあくびが出ただろう。

詳細評価

物語
配役
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映像
音楽

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