あらすじ・解説
シチリア島の有名なエクソシスト、カタルド神父のもとには悪魔につかれたと主張する人々が、教区だけでなく遠方からも大勢やってくる。これまで公開されることのなかった「悪魔祓い」の儀式の様子と共に、さまざまな悩みを抱え行き場を失って教会に殺到する人々の日常を、カメラが映し出す。
シネマトゥデイ(外部リンク)
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予告編・動画
作品レビュー(4件)
- ter********
4.0点
人間の不安、不満というのはそもそも明晰に分化しうるものではないだろう。 具体的な悩みなら然るべき機関があるかもしれないが、漠然とした生きるつらさを吐き出せる場というのは、現代社会に用意されていない。 専門化し管轄が定められた諸機関に相談しても「それはうちでは扱えない」とはじかれてしまう。 だが、つらさはある。誰かに聞いてほしい。縋りたい。 映画の中で現代はbad thingsが多すぎるから教会に駆け込む人が増えていると語られる。生きるだけで消耗する世界。 現代は過剰なのだ。気付いたら心に巨大な径の「通道」が施されている。一度押し広げられてあいた穴はなかなか満たされることはない。ある種の人間はそこに過剰を流し込んでしまう。そして割れてしまう。そこに悪魔が忍び込む。荒れた心の穴は悪魔の恰好の住処となる。 「出て行け」という聖なる言葉に悪魔は苦しみ悶えつつ抵抗する。 「これはオレとお前の問題だ」作中で悪魔が罵るなかで印象的な台詞だ。 空虚であることと、たとえ悪魔であっても満たされることのどちらがマシなのかわからないからこそのように思える。
- Mr.Owl
4.0点
ネタバレ興味深い。神聖と世俗の間。
このレビューにはネタバレが含まれています。 - jih********
4.0点
シチリア島の神父の元に悪魔祓いをすがる人々を描いてます。 エクソシストやオーメンにでてくる神父じゃなくて、人が良さそうな年配の神父さんがいい味をだしてました。 日本荷物が悪魔祓いができる神父がいらしたら、依頼殺到間違いないかもですね。
- ken********
3.0点
悪魔祓いのドキュメンタリー。 この教会に、普通に悪魔が憑依してるような人たちが何人かいるのでびっくり。 悪魔なのか、精神的なものなのかはわからないけど、リアルに憑依している感じですね。 興味深い話です。
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