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君の膵臓をたべたい
2018年9月1日公開

君の膵臓をたべたい

1082018年9月1日公開

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4.0

ネタバレ実写版よりアニメ版が断然良い

実写版を以前観て色々違和感がありモヤモヤしていたが、このアニメ版の方がわかりやすくて、実写版で捉え難かったところがスッと入ってきて腹落ち。シンプルに最後は泣けた。アニメ版の方が断然良い。 タイトルの「君の膵臓を食べたい」の意味が実写版を観たときには聞き漏らしたのかよくわからなかったが、桜良からしたら昔の人は悪い臓器を食べたら治ると信じていたという話し、志賀君からしたら死んだ人の魂がその臓器を食べた人の中に生き続けるというくだりがあり、桜良と志賀君のどちらの言葉でも意味や想いのある言葉だったのだと漸く理解することができた。 あと、実写版では桜良が志賀君につきまとう様が不思議ちゃん状態であったが、そこもアニメ版では秘密を知っていながらも普通に接してくれる志賀君という稀有な存在に桜良が居心地の良さを感じたことをわかりやすく伝えてくれていて腹落ちした。 桜良の親友恭子への遺書についても、実写版では大人になって志賀君が恭子に彼女の結婚式で伝えに来て、そこで一番泣かそうとする演出だったが、桜良と恭子のつながりの演出不足でしっくり来なかった。アニメ版では桜良と恭子の関係もしっかり伝わり、恭子への遺書も死後すぐに志賀君は恭子に伝えて、しかも余計な遺書の中身は示さずに恭子の泣き崩れる様子だけで泣かせる演出は良かった。あとそもそもの泣かせるピークが、アニメ版では志賀君が桜良の日記の共病文庫を読むシーンと言うのが自然でしっくりしてシンプルに泣けて良かった。 あと、アニメ版では桜良の共病文庫を読んですぐに恭子を呼び出したりと、少し変わろうとしている様が描かれてるが、実写版では行動を起こすのが何年も後というのがいただけない。 桜良が病気ではなく通り魔に刺されて死亡という展開は変わらず。病気で死んでも泣ける話しになるとは思ったが、病気で死ぬと悪化してから死ぬまでのタイムラグが生じて見舞い期間とかが入るから、突然の不慮の死の方が演出上良かったんだろぉと解釈した。 総じて実写版の演出のマズさをアニメ版により再認識させられた。

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