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今夜、ロマンス劇場で (2018)

監督
武内英樹
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4.23 / 評価:4,513件

観賞した人むけレビュー。

「武内英樹」監督は「のだめカンタービレ」シリーズ、「テルマエ・ロマエ」シリーズの演出を手掛けたコメディ色豊かな演出ができる監督作品だったのでBlu-rayレンタル視聴しました。

本作も、わかり易い演技と音楽を絡めたコメディ演出と、時代進化するCGを利用した大衆映画でした。ハートフルシネマコメディとして。

しかし本作は監督よりも、脚本家「宇山佳佑」の脚本・物語が良かったです。
映画好きに向けた過去の名作をオマージュしつつ、過去の名作を知らない人でも楽しめる。わかり易い物語を創作されたと思います。

キャスティングでは、「病室の老人(加藤剛)」の起用が素晴らしい。加藤剛さんは正に「今夜、ロマンス劇場で」の時代で活躍していた。古い味わい重視の演技と低いトーンで放つセリフ回しが出来る俳優です。演技やセリフ回しが、昔と現在では違うなと改めて感じました。
このレビューを書く際に、本作ロマンス劇場が遺作(2018年没)となった事を知り、良い役で人生、俳優の終わりを迎えられたのではと思いました。本当に素晴らしい。

脇役として売れっ子俳優を演じた「北村一輝」のコメディ演出も良かった。
過去に武内監督作品で出演してきた俳優だけに、安心のキャスティング。

「武内英樹」監督作品としてはハートフルシネマコメディとしてわかり易く、面白く仕上がっているので★★★★☆(星4つ)なのです。美術セットもロケーションも相変わらず良かった。


が、それ以上に「脚本・物語が良かった」ため、観賞終わってから「もっと脚本と設定を掘り下げられる監督が演出していたら、和製ニューシネマパラダイスとして傑作が生まれたのでは?」と感じてしまいました。

・冒頭のシロクロ映画がただシロクロ映像にしただけで、古い映画の構図と音声を再現出来てい無い(シロクロ映画を知る映画好きなら、あのシロクロ映画は違和感ありまくり。演出配慮が甘い)。

・ヒロインが消滅してしまう条件「人に触れてはなら無い」の演出・設定が甘い(起承転結の転に当たる部分で、もっと視聴者の記憶に残るシーン、演出・設定が欲しかった)。

もし別の監督で脚本を掘り下げた本当のラブロマンス版としてリメイクされる事があったら、感動する大ヒット傑作映画になったのではと思いました。

っというコトで、作品評価はあえて控えめ★★★☆☆(星3つ)としました。
本作はコメディ版として良作です。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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