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女の一生
2017年12月9日公開

女の一生

UNE VIE/A WOMAN'S LIFE

1192017年12月9日公開

illbeback1229

2.0

ここまで悲惨だと分かってたら観てなかった

 観たい本命作品は別にあったけど、それまで2時間ほど時間が空いてしまったのと同じ映画館で上映されていたので今作に対する知識はほぼ皆無の状態で、知っていたのは本作は有名な文豪の原作で映画化は何度もされていたという事位で、題名からある女性の生涯を画いているのだろうなという感じで鑑賞。  音楽は殆ど流れないので静かな雰囲気で進んでいく。  本作は主人公のジャンヌという女性の半生を見せているが…いやいや自分が思っていた以上のドロドロ劇にたじろいでしまった。  男と恋に落ちて結婚するからその後に山あり谷ありある流れが通常なのだけれど、もう結婚してからは落ちていく一方で少し這い上がったかなと思ったらまたさらに落ちていく。それは「三歩進んで二歩下がる」のではなく「三歩進んで三十歩下がる」が相応しいほどだ。  ジャンヌの夫は二度も浮気するし(一度目の浮気で涙を流して「やり直したい、許してくれ」と言っておきながら)、その浮気相手の一人が幼馴染で姉妹のように一緒に育ったジュリアの使用人だし、生まれた息子は勝手に駆け落ちして出て行ったと思ったら、一回も会いに来ないで手紙で金の無心ばかりするしと散々な人生でとても見ていられない。  最後にわずかな救いを見せているようだけれども、自分にとってはその映像もまたすぐ落ちていくためのプロローグにしか見えなかった。  どこで歯車が狂ってしまったのか…と考えてしまう程ジャンヌが悲惨でしょうがなかったが(絶対浮気夫と結婚したのが絶望の始まりだ)、いい方に考えれば、今やる事なす事上手くいっていない人が本作を観たら逆に希望を見出せる作品ともいえるかもしれない。  しかし、自分はもう観たい気はないのでまたどこかでリメイクされても鑑賞する事はないと思う。  でも、ジャンヌに不幸が訪れた時に彼女が幸せだった時の回想シーンを入れて彼女の気持ちを表現している演出はなかなかよかった。

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