2017年12月2日公開

希望のかなた

TOIVON TUOLLA PUOLEN/THE OTHER SIDE OF HOPE

982017年12月2日公開
希望のかなた
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

カーリド(シェルワン・ハジ)は石炭を積んだ貨物船に隠れ、内戦が激化するシリアのアレッポから遠く離れたフィンランドの首都ヘルシンキにたどり着く。差別と暴力にさらされながら数々の国境を越え、偶然この地に降り立った彼は難民申請をする。彼の望みは、ハンガリー国境で生き別れた妹ミリアム(ニロズ・ハジ)を呼び寄せることだけだった。

シネマトゥデイ(外部リンク)

本編配信

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予告編・動画

作品レビュー(62件)

笑える16.8%切ない13.6%コミカル12.0%悲しい10.9%勇敢6.5%

  • kaz********

    4.0

    フィンランドという国はなんて素晴らしいんだ

    世界は善意で溢れてると思わせてくれる心が豊かにな映画だ。理不尽な内戦を避け移民となって外国を彷徨う難民問題を問う作品である。 カーリド・アリはシリアの内戦で家や家族を失い、貨物船に隠れてフィンランドにたどり着く。ヴィクストロムは長年連れ添った妻に指輪を返し新しい人生を目指していた。カーリドは難民申請をするが、保護の必要性を認められず本国送還されそうになる。脱走したカーリドを救ったのはレストランを始めたヴィクストロムだった。ヴィクストロムは彼を雇い、ニセの証明書を作り、家族の中で一人生き残った妹のミリアムに会わせるため手をつくす。彼を支援する仲間のお蔭で妹との再会を果たすカーリドだったが・・・・・・・。 難民認定は難しい手続きが必要なようだが、ヨーロッパではアフリカからの難民を多数受け入れている。最も難しいのは日本のようだ。 この作品で感心したのはフィンランド人が外国人に非常に優しいことだ。警察でも難民申請は権利だという姿勢だし、収容所の職員も本国送還されそうなカーリドを助けてくれる。ネオナチに襲われそうになったカーリドを市民が守ってくれたりする。もっとも入国管理局は、「アレッポで戦闘行為はなく危険なし」として本国送還にするのだが、テレビには戦闘のニュースが流れているという場面もあった。 カーリド自身も「フィンランドは平等で戦争がなくいい国だ」と聴取の中で答えているように、人々の人権意識が高く多様性を受け入れている寛容さのある素晴らしい国に思える。

  • tat********

    4.0

    難民の苦しみ、お粗末なお役所仕事、助ける人の暖かさを感じさせる

    戦争状態にあるシリアから脱出し、フィンランドに難民申請する若者のロードストーリー。 家族と共に、命からがらシリアから脱出。途中、捕まったりで最後は妹と二人となったが離れ離れに。幾多の苦難を乗り越えフィンランドに到達する。妹の消息を調べるが分からず。また、難民申請するが受理されず、シリアに強制送還されることになるが逃亡。レストランで働くこととなり、多くの人に助けられてゆく。 ラストは乱暴に終わる感じが残念。 難民の苦労、行政の扱い、人種差別、助ける人の暖かさ、が描かれており考えさせられる。 まだ戦闘状態にあるのを知りながら、強制送還の判決を出す行政に憤りを感じる。 また、助ける人がいるという世の中の暖かさを感じると共に、そういう人が居ないと生きてゆけないという現実の矛盾を感じる。 静かで淡々とした運びでインパクトが無いが、なぜか心を落ち着かせて鑑賞することができる。 ーー 2022/04/22 7

  • oce********

    4.0

    難民の行方

    アキ・カウリスマキ自身が思っているのだろう、多くの難民の行く末。 シリアから逃れてきた難民のカーリド。 やってきたのフィンランドであり、何とか逃げ込んだのは繁盛していないレストラン。 余計なセリフやバックミュージックなどは極力排除した、いつものカウリスマキ世界が作られている。 難民には決して優しくない現状だが、それでも手を差し伸べようとする人はいる。 レストランの面々はほとんど言葉はないが、ちょっとした救い。 レストランの従業員が他のカウリスマキ作品で見かける顔であり、別の料理店に鞍替えしたときがとにかく笑える。 カウリスマキの日本好きが伺い知れる。 難民に対し厳しいところを見せつけるが、それでも人間を信じたくなるその余韻がどこまでも優しい。

  • bqp********

    5.0

    ひとすじのひかりから

    アキ・カリウスマキ。 ヨーロッパのうすら寒い端っこの港町。 ここからはじまる心温まる物語。 自ら生活に問題があるにもかかわらず、 お人よしもほどほどにと、心配してしまうのだた、 他人を思い、時に賭けにでて、 決して今後も安泰ではないだろうと思うのだが、 人生を歩んでいくであろう、 ひとりの中高年の男性が主人公。 カリウスマキ作品出演の懐かしい顔ぶれ。 まるで静止画像かと思うくらいの、 セリフ少なく、見事な画面構成。 静かな映像の下には、 運命に導かれていくような物語のストリームが感じられる。 出港地、寄港地、終着地。人やモノが行き交う港。 アキ・カリウスマキにとって港は、 出発点、希望のはじまりであり、 そして、人間も”港”である、(港のような人もいる) 私にそう思わせる映画であった。 UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)。 国際連合の難民問題に関する人道機関。 大量の難民、避難民を助ける文民の機関。 これに対して、ごくありふれた人の難民を助ける物語が、この映画。 この「希望のかなた」はひとすじのひかりであるが、 アキ・カリウスマキの希望の、ひかりでもあろう。 世界の紛争、難民問題、そしてCOVID-19の終焉、解決を 願わずにはいられない。 (Myムービーみたログ2000本目。2021年1月)

  • タイムスリップ1.21ジゴワット

    3.0

    アナ・カウリスマキの

    最新作。 「過去のない男」では最後いきなり寿司を食べ出して、さすがアナ・カウリス巻き、と思いました。 食べ物のありがたみも確認できる作品です。

スタッフ・キャスト

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受賞歴

ベルリン国際映画祭第67回

銀熊賞(監督賞)

基本情報


タイトル
希望のかなた

原題
TOIVON TUOLLA PUOLEN/THE OTHER SIDE OF HOPE

上映時間

製作国
フィンランド

製作年度

公開日