2018年3月17日公開

馬を放つ

CENTAUR

892018年3月17日公開
馬を放つ
3.5

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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(11件)


  • ぴかちゅう

    4.0

    キルギスとは何処か?

    最初 キルギスって何処? と思って 興味本位で観ましたが とっても良い映画でした。 小さな村社会での 馬泥棒の話ですが 民族の誇り 神話 宗教 と かなり奥が深く 観ていて とても勉強にもなりました。 ただ 奥さん 子供が 不憫でなりませんよ しっかりしてくれ!父ちゃん!

  • fg9********

    3.0

    ケンタウロス自らがケンタウロスとなり……

     …レビュー数は未だ9件のみだ。  あんまり人目に付かない作品なんだな。  …あらすじは、横着をして、解説の次のとおりだけでイイだろう。  『キルギスの小さな村でケンタウロスと呼ばれ、妻と息子の三人で暮らすもの静かな男には、ある秘密があった。  彼は古くから残る伝説を信じ、毎晩馬を盗んでは逃がしていたのだ。  馬を盗まれた権力者は馬泥棒を捕らえるために罠を仕掛け……。』  冒頭、「馬は人間の翼である」というキルギスの諺が表記されてストーリーは進む。  で、ケンタウロスと呼ばれる男は、口がきけない奥さんと5歳の息子との3人家族だったが、息子もやはり口が利けないので、奥さんからもっと話し掛けてあげてと愚痴をこぼされ、童心に帰って息子と遊んであげる子煩悩なトオチャンだ。  でも、「馬は人間の翼である」であると信じるケンタウロスは、馬を商売道具にしている奴らを懲らしめるために……というよりは馬が囚われているのが耐え難く、夜ごと忍び込んでは、馬を盗んで駆って野に放ってしまうという、馬こそが魂の友だという御仁なのだった。  ケンタウロスと馬の関係は成る程と納得できたのだが、ケンタウロスは、道端で売っている「マキシム」なる飲み物をツケで飲んだりしていて、それを売っている後家さんと何やら懇ろな関係にあるシーンにも随分と時間が割かれて描かれていて、なんだかな~だったな。  で、お節介オバちゃんが旦那は浮気していると奥さんにチクってしまったもんだから、奥さんは子供を連れて実家に舞い戻ってしまうのだった。  このエピソードは、果たして、必要だったのかしらんと思わなくもなかったが、そんなことはどうでも宜しい、ってなことで、元の話に戻ると、馬泥棒を捕まえようとする連中は、「ある男が競走馬を買ったという噂を流せば、馬泥棒がやって来るのではないか…」という罠を仕掛けることを思い付くのだった。  根っからの純朴なケンタウロスはマンマとその罠にハマってとっ捕まってしまい、裁判で極刑に処せられるところを、親戚の有力者の叔父さんの慈悲の申し出によって、その叔父さんの厩舎で厩務員として働くこととメッカへの巡礼が科せられるのみで済むのだった。  で、頭を丸めて巡礼に赴いた途上で、また馬が不自由な眼に遭っているのを見過ごせずに『馬を放つ』てしまったので、地元では温情に救われたものの、今度は犯罪者として追われる身となってしまうのだった。  で、遂に、ケンタウロス自らがケンタウロスとなって昇天を果たしてしまうのだった……といったストーリーだ。  初めて接すると思われるキルギスの情景は美しかったし、文明の荒波が押し寄せる中にあって、「馬は人間の翼である」であると頑なに信じるケンタウロスのピュアーな叛逆心も十分心に響いたが、如何せん、後家さんとのラブラブ紛いのエピソードは余分に感じてしまったかな。  それでも、ラストの奇跡には定番ながらチョッピリ感動させられたことでもあったので、一見の価値は十分にありの3.2点といったところかな。  (メモ 総レビュー数:3269件、2019年度99作品目)

  • kaz********

    4.0

    おもしろおかしくとは無縁だがなかなかいい

    中央アジアの小国キルギスが舞台のようです。日本にはあまりキルギスの情報は入ってこないので、私にとってはこういう地元風俗を表現した映画は世界を垣間見るという意味で貴重です。映画の長さは約1時間半。WOWOWで視聴。退屈せずに観ることができました。50過ぎの男が騒動を起こし村中で問題になるという物語ですが、その物語はともかく、いろんな面で考えさせらました。イスラムとキルギス土着の風習との関係はどうなってるの。起こした騒動に対し、この地域ではどう解決するの。女、子供はどう扱われてるの。村人たちはどんな付き合い方してるの。いずれも映画を観た者がどう感じるかに任されてます。なかなか興味深い映画だと思いました。山がある風景、たくさんの馬が走る映像が非常によかったです。

  • stu********

    3.0

    遊牧民の血

    遊牧民の末裔である主人公の、馬に対するつきせぬ思いには涙しました。が、やはり彼の行動には頭の中にはてな印がいっぱい。商業用に悪用される馬達を逃がしたり盗んだりも分かるのですが、このネット時代、Change.orgとかに訴える訳にはいかなかったのでしょうか?また、50歳過ぎて若くて綺麗な奥さんもらったり、未亡人に惚れられてみたり、あだ名がケンタウルスだったり、馬達を守ろうとして最後凶弾に倒れてみたりと、なんだか男性の願望がダダモレのような不思議な映画でした。馬は掛け値なしに可愛いですね。

  • スーザン

    3.0

    静かに考えてみたい作品。

    中央アジアに位置するキルギスが舞台。 国の名前は知っていても、遊牧民のイメージくらいしか浮かばなかったので、映画に描かれる暮らしぶりや、風俗、宗教観等がとても興味深かった。 つましい生活ながら妻も子もあり幸せそうな男が、なぜ毎夜馬泥棒のような真似をするのか・・・? 伝説と現代社会との挟間。 伝統的な暮らしと、近代化。 利便さや裕福さと引き換えに失ったもの。 色々と静かに考えたい作品である。 ただ、主人公が誤解を与えすぎるあの後家さんのくだりは何か意味が?

  • bakeneko

    5.0

    ネタバレ叫ぶ間もなかったグワッ(byアヒル)

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • koi********

    4.0

    寓話・神話・民話・伝説なんだよね

    この映画を、普通の人間ドラマとしてみたら、単調でクライマックスも盛り上がらない退屈な映画としか映らないが、視点をぐうーっと引いて、中央アジアのど真ん中キルギスの壮大で息を飲むほど美しい大自然の中で生きるちっぽけな人間たちの物語だと悟れば、趣はがぜん変わってくる。村人同士のお話は重要ではなく、時は流れ暮らしは変っても、馬は野に放たれなくてはいけないのだ。ケンタウロスは決してただの馬泥棒ではなく、「昔、昔、馬は人間の翼だった」という伝説を野生の本能で受取り、動かされていると納得すると、映画は結構、奥深い。 他の登場人物はあまり重要とは思われないが、聾唖の妻と息子だけは、民話・神話と関りがあると踏んだが、確かめるすべはないのが残念。 ラストは、モンゴルのナーダムのような長距離を疾走する競馬のシーンで締めてくれれば最高だったのに。

  • mai********

    2.0

    おとぎ話を頑なに信じる男の姿

    それがどうなのかと問われると何とも言えず。 そのこだわりが自分の全てを壊したとしても…という姿を見ると 『なぜそこまで…』と問いかけるしかない。 せめて、男のこだわる思いを吐露するシーンがあれば… それが彼が馬に乗っているシーンだとするなら 私にはわかりかねるものでした。 なぜそこまで… ただおとぎ話の英雄になりたかっただけなのか… 言葉数の多くない作品ゆえに、行間を読むべきなのでしょうが それが私には難しい作品でした。

  • por********

    4.0

    観る人それぞれの神話

    子供に 神話を語る部分があるが これが この物語の核に なっているのだろう 遊牧民と馬との神話 良い映画だ

  • mik********

    4.0

    単なる「馬映画」ではない表現

    単なる「馬映画」ではなく、キルギス特有の家族と自然、風景を挿入しながら、主人公である、ケンタウロスという人は、少し厄介だが、馬を喜ぶという表現は、よかったね。珍しいキルギス映画だなあと感じた、89分でした。

  • da5********

    3.0

    ピンと来なかった

    映画として悪くはないが、主人公の行動・思考・気持ちにあまり共感できなかった。悪い人ではないと思うが。ほかの登場人物全員、彼のことを理解できずにいたようなので、私も彼らの同類ということか。 馬上で両腕を上げる格好も、何のためなのかよくわからなかった。第一、馬は人に乗られるために生まれてきたのではないし。 主人公が風采の上がらないオッサンなのも、気になった。未亡人に惚れられる役だっていうならもうちょっとだけ美形にするなり体格良くするなりすべきだったかもしれない。どうしても監督自身が主演を務めなければならない理由ってあったんだろうか。 とにかく、理解しがたい映画だったが、たぶん駄作ではない。

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