あらすじ・解説
ナチスドイツの支配下に置かれた、1943年のフランス。ロマ出身であるジャズギタリストのジャンゴ・ラインハルトは、パリの名門ミュージックホールであるフォリー・ベルジェールのステージで観客からの喝采を浴びていた。アーティストとしての栄華を極める彼だったが、ナチスドイツが各地でロマを迫害しているのを知って激しい怒りと悲しみを抱く。家族や自身にも危険が及ぶ中、ナチスドイツの上層部が集まる夕食会での演奏を命じられ……。
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作品レビュー(31件)
- sou********
3.0点
ネタバレ音楽は永遠の命を持つ時代
このレビューにはネタバレが含まれています。 - 柚子
2.0点
第二次世界大戦下 ナチスドイツによって、ロマ人(ジプシー)迫害事情を、天才ギタリスト、ジャンゴの目を通して描く 手に障害を持ちながら、天才的な演奏をするシーンは、なかなか聴かせるものの、イマイチ入り込めない 人間性が、ちょっと共感できないし、なんと言っても、やはり映画なんだし、美化した容姿でもよかったのでは? 失礼を承知で言えば、あまりにも不細工(^_^;)
- ind********
2.0点
タイトルから想像したものとかなり違って、「反ナチ」抵抗の記録でした。 ジャンゴのことは少し知っていて、3本の指からどのように彼の音楽が生み出されたのか、そこが知れるか、と思いましたが、ナチス・ドイツに抵抗した後半生の出来事でした。 印象に強く残ったのは、彼の母親が、ナチスから立ち退きを強いられる際に、社会から差別されたジプシーの、けれどどこに住もうが自由にしてきた、その自由を奪うナチス兵に諍うシーンでした。 社会との差別と引き換えの、自由が、さまざまな文化・社会の垣根を越えて混ざり合い、そしてジャンゴの音楽となった・・・ああ、そうだなあ、と思わずなっとくしました。 民俗や国境や、人が創る差別・区別の垣根は、永遠に心を揺さぶる音楽を生み出す創作の前には、実はなんと脆いことか。 そして、その混ざり合いの創造が、いかに人類を進歩させてきたか。 白人至上主義を掲げ、移民を締め出すトランプは、自身がいったいどこからやってきたのか、ルーツを学び、その歴史に膝を折り平伏すべきだと・・・思わざるを得ません。 トランプこそ「お前の国に帰れ」。
- pen********
1.0点
主人公の顔が 好みでなかった。 主役をはれる顔? 鑑賞後 本物のジャンゴの顔をネットで見てしまったので、 よけいと思う。 本人とまったく似てない。 もちっと似てる俳優さんは山ほどいると思うが、 なぜにこの方? 制作側の裏事情が見え隠れして、 作品に没頭できない。
- fg9********
3.0点
…あらすじは、横着をして、解説の次のとおりだけでイイだろう。 『ナチスドイツの支配下に置かれた、1943年のフランス。 ロマ出身であるジャズギタリストのジャンゴ・ラインハルト(レダ・カテブ)は、パリの名門ミュージックホールであるフォリー・ベルジェールのステージで観客からの喝采を浴びていた。 アーティストとしての栄華を極める彼だったが、ナチスドイツが各地でロマを迫害しているのを知って激しい怒りと悲しみを抱く。 家族や自身にも危険が及ぶ中、ナチスドイツの上層部が集まる夕食会での演奏を命じられ……。』 先ずは、ナチスドイツは、ユダヤ人だけではなくロマの人々をも迫害していたのだ知って、勉強になった。 で、「ナチスドイツの上層部が集まる夕食会での演奏を命じられ……」、誰がお前らのためなんかに演奏してやるもんか!憤っていたジャンゴだったが、レジスタンスの逃亡の手助けになると思って引き受けるのだった。 引き受けたはイイものの、演奏にはとんでもない制約が課せられるのだった。 「キーはメジャー中心」、「ブルースは禁止」、「テンポの早い曲も駄目」、「シンコペーションは5%以下」、「ソロも5秒以内」というがんじがらめの制限を押し付けられるのだった。 でも、出だしの演奏こそ制約に甘んじていたジャンゴだったが、興に乗り始めると曲調は必然的にブルース調になり、テンポも次第次第に早くなってくるのだった。 で、静かに聞き入っていたナチスドイツの将校連中もジャンゴの調べに同調するかのようにウキウキとリズムを刻み始め、ダンスを踊るまでの盛り上がりをみせるのだった。 そんな折、どこぞやの橋だったか道路がレジスタンスに爆破される事件が起きて夕食会はお開きになるのだったが、ジャンゴはその間隙を突いて雪山の中をスイスへ向けて逃亡を企てるのだった。 軍用犬を引き連れたナチスドイツがジャンゴを追い詰めていく。 ジャンゴは、愛用のギターをぶっ壊しながらも雪山に潜り込んでナチスドイツの追撃を凌いでいく……果たして、ジャンゴの命運や如何に?といったストーリーだが、話自体は起伏が乏しくて聊か退屈だったかな。 その退屈さをジャンゴのギター演奏が帳消しにしてくれたっけな。 冒頭のフォリー・ベルジェールのステージでの演奏は圧巻だったし、夕食会での制約された中にあっての抑えた演奏も聴き応えがあったし、ラストの生き延びたジャンゴの一度だけ演奏されて譜面も残っていないという、迫害されたロマための『レクイエム』は胸に染みたっけな。 若い頃はジャズに夢中になったものだったが、ジャンゴ・ラインハルトのことはちっとも知らなかったな。 で、調べてみると次のようにあった。 「ジャンゴはキャラバンの火事を消そうとして、半身に大やけどを負う。その結果、彼の右足は麻痺し、左手の薬指と小指には障害が残った。彼を診察した医師がギターの演奏は二度と無理だと思うほどの怪我であったが、ジャンゴは練習によって独自の奏法(人差し指と中指で弦を押さえ、薬指と小指はコードを弾く際に高音弦を押さえるのに用いる程度)を確立し、ハンディキャップを克服した。[ウィキより]」 ロマ人迫害にあってのジャンゴ・ラインハルト像を描こうとする本作の趣旨は分からんでもないが、彼のハンディキャップを克服した苦悩・葛藤に重きを置いた方が作品として面白くなったんではないんかい?とも感じたので、若干割り引いての3.2点といったところかな。 要するに、もっともっと彼の演奏を聴き続けたいと思っただけなので、入手し易いと言われる「Djangology - ジャンゴロジー」は是非とも聴いてみたいもんだ。 (メモ 総レビュー数:3287件、2019年度117作品目)
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