2017年12月16日公開無料配信

花筐/HANAGATAMI

PG121692017年12月16日公開
花筐/HANAGATAMI
3.4

/ 272

28%
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19%
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14%
作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(59件)


  • pin********

    3.0

    万人受けはしないグロテスクコラージュ。

    大林監督の若いころの脚本を晩年になって映像化したものだとか。 もう、なにを描こうとしているのかなんてどうでもいいですね。 大林ワールドというか、大林映像を楽しむためだけのもの。 反戦だのなんだのは、とってつけたような感じで不必要ですよね。 大林監督はいつもそれらしい理屈をつけてお話をしてくれるんだけど、そういうとってつけたような解説はいつも、実際に作っちゃったものとはかけ離れちゃっているように思います。 で、監督のお話よりも、できちゃった作品のほうが面白いんだからそれでいいと思うのです。 まあ、ときどき、とんでもないものもできちゃいますけど。 本作はその「とんでもないもの」のほうかな。 どう見ても学生には見えないオジサンたちが、青春ごっこをするところは、ちょっとグロテスクですが、いつの間にか「それもありか」と思わされるのは大林ワールドのなせる業。 いつも可愛い女の子を拾ってくるところが、大林監督の凄いところなのですが、この主演の女の子はさほどブレイクしなかった感じがするのは残念。 時代のせいでしょうか、ヌードに見せかけて、肉襦袢を着ていることが見え見えというのも大林らしくありません。 まあ、懐かしの大林ワールドという点では楽しめるのですが、せっかくの妖しい世界が、この肉襦袢一枚で台無しになっているような気がするのはさらに残念。

  • kaz********

    4.0

    「青春が戦争の消耗品だ」なんてまっぴらだ

    心に沁みる美しい映画だ。大林監督て、いつまでも青春の躍動を忘れない監督だなと感心する。舞台が大好きな唐津なのもいい。とりわけ、唐津のシンボルともいえる高島(映画では母の島)が常に背景にあるのが素敵だ。 1941年、アムステルダムから唐津の叔母を頼り帰って来た俊彦は、予備校で磊落な鵜飼、虚無僧のような吉良、剽軽な阿蘇と友達になる。明るい俊彦は、鵜飼に誘われた名護屋城で千歳、アキネとも親しくなる。叔母の家では、肺病を病む美那に憧れながらキスを断られる。鵜飼と俊彦は『冒険』と称して盛り場で酒を飲んだり、裸で馬に乗り浜を駆けたりする。吉良を誘ったピクニックでは、俊彦に鵜飼、吉良、阿蘇、千歳、アキネに叔母と美那まで参加し語り合う。おくんちが過ぎて、真珠湾攻撃が起こった12月8日、叔母の家にみんなが集まるが・・・・・・・。 主人公の俊彦は明るくいつも笑っているが、優柔不断なところがある。美那が叔母に『俊彦のことをどう思っているか』と訊かれ、『明るいお昼のような方』と答える。美那は男たちからは皆好かれているようだ。あの虚無僧のような吉良でさえ相好を崩していた。一方、鵜飼は女たちからの憧れの的で、美那も鵜飼のことが好きなようだった。『恋は劇薬』と言った叔母さえラストシーンでは鵜飼の愛の渦に巻きこまれたような描写だった。 アキネが『誰も死なない。殺されない日が来るといいね』といった言葉が心に残る。俊彦は『戦争なんかに殺されないぞ』と叫び、そのとおり一人生き残ったが、なんとも侘しい。

  • oir********

    1.0

    情緒なき原始的CG切貼りとっ散らかり映画

    うーん・・・まるで大林監督の「死に際における走馬灯のように過ぎ去る記憶映像の断片」を延々見させられたような気分。 ひたすら安っぽいコラージュCG画僧と耳障りな複数BGMが落ち着きなくダラダラ流され続けるだけ。 戦争前後の時代的雰囲気も悲恋や出征の深い情緒もまるで感じられず、ロケ地(実際に行ったのかな? 全部CGだったりして・・)の空気感も全然伝わってこない。 なんだろうなぁ・・黒澤明監督の「夢」を見た時のような諦念的気分にもさせられてしまいましたね。 大御所になって何気兼ねなく好き放題自分のイメージを映像化できるようになるのも、それはそれで「視聴者置いてけぼり」にされるだけで、決して万人にとっていい映画になるわけではないのだなぁと。 でも、ファンの方にとってはこれぞ大林監督作品と肯定的にとらえることも当然可能と思われる。 個人的には何点か物凄く気に入りの作品があることは事実だけれど、大林監督の全てを敬愛するファンの域には達していなかったのだと痛感された次第です。 大林監督ごめんなさい・・・。1.2の一つ星

  • タイムスリップ1.21ジゴワット

    3.0

    「うーんマンダム」を知らずに大林を語るな

    これだけ情報過多な時代にあってエンタメではないと批判してる人達がいる事に笑止千万と感じます。 大林世代から言うと彼は映画の巨匠監督ではありません。本職は映像ディレクターで主戦場はCMです。もう一つ言えば代表作は山口百恵と三浦友和のグリコアーモンドチョコレートです。同世代で知らない人はいません。 彼の映画は実験であり、テーマは趣味的世界観です。 今作に於いては「ハウス」より前に発表したかったけど叶わなかったというお蔵入り作品であり、テーマは青春だそうです。 ノンポリの主役の視点から見えるナルシストの友人と三島由紀夫を模したという世捨て人的友人との葛藤の日々を、歳上の叔母と従姉妹の姉妹から匂い立つエロスを世界観に取り混ぜて構成させてます。 原作にある程度忠実ですが印象は別作でしょう。 アートというならそうかもしれませんが、端的に言えば面白くはないですよ。 賞賛してる奇特な方もいらっしゃいますが、彼が成し遂げて来たのは「ブーム」です。 今作は時代にそぐわず、そうはならなかったと思います。

  • ron********

    3.0

    大林監督でしか表せない表現方法

    檀一雄による同名短編小説を大林宣彦監督が映画化。 「この空の花 長岡花火物語」「野のなななのか」に続く“戦争三部作”の最終章。 1941年の佐賀県唐津市を舞台に、戦禍の中に生きる若者たちの心が火傷するような凄まじい青春群像劇を、圧倒的な映像力で綴る。 出演は「野のなななのか」の窪塚俊介、「三度目の殺人」の満島真之介、「マイ・バック・ページ」の長塚圭史、「彼女の人生は間違いじゃない」の柄本時生、「クレヴァニ、愛のトンネル」の矢作穂香、「チア・ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話」の山崎紘菜、「世界は今日から君のもの」の門脇麦、「だれかの木琴」の常盤貴子など。 脚本は大林宣彦と「HOUSE ハウス」「ふたり」の桂千穂。 音楽の山下康介、撮影・編集の三本木久城、美術の竹内公一、録音の内田誠ら「野のなななのか」スタッフが引き続き参加。 主題歌は門脇麦の「月地抄」。 2017年第91回キネマ旬報ベスト・テン日本映画2位、日本映画監督賞(大林宣彦)、第72回毎日映画コンクールの日本映画大賞などを受賞した作品です。 映倫区分PG12 2017年作品 日本映画 配給は新日本映画社 上映時間169分 この作品は、劇場公開時に見逃してました。 今回が初見です。 今、Amazon primeで観れます。 大林宣彦が1977年の「HOUSE ハウス」より以前に書き上げていた脚本を映画化した作品です。 1941年の太平洋戦争勃発前夜の佐賀県唐津市を舞台としていて、劇中登場する唐津くんち祭りの描写がとても印象的です。 とても大林宣彦監督らしい作風で、もうこれは大林監督でしか表せない表現方法です。 わざとなちゃちな合成、色彩、文字の入り方、物凄い数のカット割り、カメラアングル、芝居がかった演技に珍妙な台詞・言い回しなど、まさに大林作品です。 そしてなにより、反戦へのメッセージのストレートなところと、当回しなところ。 若い頃のアイドル映画監督の時でなく、晩年の大林監督にしか撮れない映画ですね。 2020年に劇場で観た「海辺の映画館 キネマの玉手箱」と同じような雰囲気です。 ただ今作の方がカット割りが多いのか、上映時間169分と長編なのに、全編目まぐるしい展開。 それが最初から最後まで続きます。 特にこの2作品はやりたい放題な感じです。 大林監督のファンならいいと思いますが、ファンデなければちょっとしんどいか。 大林監督の反戦への伝いたいメッシージの熱量はわかるけど、この世界観にハマらなければ、途中で観るのをやめてしまうかもです。 好き放題にやるというエネルギーだけで生まれる映画という感じですかね。 個人的には今作よりも「海辺の映画館 キネマの玉手箱」の方が面白かったし、心に刺さった。 「野のなななのか」よりは、メッセージがストレートではない。 今作は原作ものなので、原作はどういう雰囲気なのか読んでみたくなった。 ■興行収入 2017年12月16日公開。 興行収入はわかりません。 ちなみに大林監督の遺作「海辺の映画館 キネマの玉手箱」は興行収入4070万円と最後の作品なのに、寂しい数字。 コロナ禍だったのでしょうがないですかね。。。 星3つ半(5点満点) ★★★☆

  • cyborg_she_loves

    1.0

    これが大林監督の正体です

    肺がんで余命宣告を受け、これが最後の作品になるかもしれないと思いながら、映画監督になった当初から暖めていた構想を今こそ実現すると決意して作った作品だというのですから、ここに大林監督の一番の核心が見事に露呈していると言って構わないと思います。  余命宣告を受けて「うれしかった」と言い放ち、原爆の(自分の故郷広島を一瞬で壊滅させた原爆の、ですよ)キノコ雲を「美しいと思う子供の心を持ち続けたい」と言い放った、その大林監督の、です。  そういう、まあ控えめに言っても「人間離れした」美的センスが、非常によく現われています。  これを大林氏は「反戦映画ではなく厭戦映画だ」と言ったと伝えられていますが、これ見て戦争が「厭だ」と思う人がいると思ってること自体、どっかが外れてるとしか私には思えません。  ふざけてます、この映画。  最初から、最後まで。  五社英夫の「吉原炎上」にちょっと似た感じを受けました。吉原の悲劇を描くといいつつ、実際の映像は吉原をとてつもなく美しく、陶酔的に描いてる。  日本の映画界はこういう人を巨匠呼ばわりする習慣があるんですね。  映画作るたびに意味も必然性もなく俳優を全裸にさせて、それを美だと信じて疑わないこんな人の呪縛から、そろそろ日本の映画界は解放されてもいいんじゃないかなと私は思います。

  • たーちゃん

    1.0

    幻想的

    きちんと内容を把握しようと鑑賞しましたが、何だか良くわかりません。ワンシーンワンシーンはきちんと芝居をしているのに何でしょう。何をしたいのかが良くわかりません。私の理解力の無さなのでしょうか。 鈴木清順監督の作品を見た時に似ていました。 ちょうちん行列の兵隊の白塗りの顔は寺山修司のようでした。 画面作りもCGが多様されているのが見え見えで、どうしてここまでいじってしまうのでしょうか。俳優のスケジュールが合わなくって、急いで撮影するあまりの仕業だったのでしょうか。 きちんとロケもやっているようなのに、ロケ地に俳優を連れていけなかったので、こんなに使用したのでしょうか。 血が印象的に使用され、生と性と聖と制がうまく印象づけられていました。 長塚圭史さんの怪演ぶりが目立ち、常盤貴子さんの芝居で安定しました。 BGMもここまで流れていると耳障りです。

  • drm********

    2.0

    退屈

    非常に長く、だるい。 『HOUSE』のようなヘンテコな青春群像劇? かと思ったら笑ってよいのかわからないテンションだから困ったもの。 大真面目にやってるのを茶化せるかと思ってもそうでもない。 どっちつかず。 映像はただ見にくいだけ。 合成もわざとだけれど理由や動機が見えてこない。 結果、話は全く入ってこない。 最初に賞の数々をわざわざ入れているところも引く要因となった。

  • kim********

    1.0

    原作と監督の才能のミスマッチ

    大林宣彦監督映画「花筐」 2時間48分の作品だけど、観るのに1週間ぐらいかかってしまった。 とにかくカットがせわしなく変わり、BGM&鼓の効果音もイライラ。30分も観てられない。 撮影の95%がグリーンバックで行われたそうで、CG合成が綺麗といえば綺麗だが、長時間になると映画の良さってこういう事じゃないよなあと思ってしまう。 なんでこんな風にしてしまったのか。 大林監督の映像のセンスの奇才ぶりは認めていますが、この作品とはミスマッチですね。 別な監督でちゃんと文芸作品ぽく撮れば良かったのではないかと思いました。

  • hid********

    2.0

    作家性vs世間

    おれはおれのやり方を貫くだけだという芸術家を私は尊敬しています。見た人が不快になろうが反発しようが自己の表現が全てだという姿勢は昨今のコマーシャリズムに反していて好きです。しかし、作家が世間に伝えたいものがあるなら、きちんと伝えるべきで、そうじゃないとマスターベーションと言われても仕方がないところ。その視点からこの映画を観ると私にはキツかった... 作家がコマーシャルな意味でもてはやされていた時期の作品で使われた昔の合成手法、色彩、音楽、カメラ、演出などがそっくりそのままで、特に全編BGMが鳴りっぱなしな部分は選曲も含め「バブルだったおじさんのノスタルジー」としか感じられませんでした。またオリジナルな俺節全開のように見えて実は教育委員会的な配慮もしていて、そこが残念でした。死期も見えていて大御所になったんならもっと映倫かかってこいくらいの暴走が見たかった。そうでなくても3時間暴走してるんだし。反戦結構、同性愛結構、嘘臭さ結構ですが、もっとそれらがビシッと伝わるやり方があったのではないかと感じてしまいました。講演会などにも行き、作家の人間性のファンだけに非常に残念でした。

  • kazhase

    5.0

    大林ワールド

    見ようと思いながら見ていませんでした。監督が亡くなられたのでDVDを借りてきました。今迄の映画にあった要素が満載です。監督で一番好きな映画「廃市」を思い出しました。監督は死ぬまでロマンチストの文学青年だったんですね。ご冥福をお祈りします。

  • sks********

    2.0

    とにかく長過ぎ

    有名監督の力作とあっては、世の映画評論家諸氏は批判できないのだと思う。 「この映画が評価できないなんて、お前の映画に対する知識が未熟なだけだ」と言われてしまいそうである。 2時間50分、太平洋戦争直前の若者たちの生=性と死、交錯する思いなどが、独特の世界観の中、描かれている。 男たちはみな死を覚悟しており、その共通意識が、同性愛に近い友情や逆に軋轢を生む。 女たちは、男たちはいずれは死んでしまうものと分かっているので、男に対する虚無感があり、そうであればと生きる女に思いを寄せていくというのもわかる気がする。 が、この映画、とにかく長過ぎ。 やたら男の裸ばかり見せつけられるが、監督の趣味なのか? 反面、女は子供騙しの処理がされているが、受け狙いなのか、真面目にやっているのか、疑問。 また、男たちは17歳という設定らしいが、どう見てもそう若く見えない。 映像美だとか、カメラワークだとか、評価する向きもあるが、これがそんなに凄いことなのか? 2時間以内、できれば1時間半程にまとめてくれていれば、それでもギリギリ★3つといった感じの映画だった。

  • おすむすだん

    3.0

    はじまって10分くらいで、

    こんな合成画面を3時間も見せられるのかと思ったが、意外や意外、横尾忠則のコラージュのようで、鈴木清順のようで、華やかで面白かった。ただ、武田鉄矢が反戦を唱えるのには、違和感があった。「青春は、戦争の消耗品ではない」というセリフが出てきていたけれど、青春どころではない、命が戦争の消耗品になるのですよね。フレーズとしての反戦にはうすら寒さを感じる。その昔、原爆がきれいであったと言った大林にオリバー・ストーンは、「あなたは、偽善者だ」と、NHKの対談で言い放っていた。それが放送されたのだ。そう、話も、映画も、どこか偽善的なのだ。ドキュメンタリーを観たが、この、映画の合成はすべてカメラマンがやっているそうな。面白さは、このカメラマンによるところが大きいような気がする

  • paa********

    3.0

    大林ワールド懐かしかった

    映像、色彩が素晴らしかった。ただ主人公をはじめとした男子高校生の配役がおじさん過ぎて違和感しかなかったです。女優陣は綺麗でしたが…。もう少し若手の俳優さんで観たかったです。

  • アサシン

    1.0

    古臭い

    数十年前に大場久美子主演でハウスとゆうホラーが有りましたが、それと同じ様な画面でした、同じ監督です。

  • かとうこばん

    5.0

    この作品、私は結構好き

    丸尾末広

  • フタバノイヌ

    2.0

    眠たくなりました

    監督らしい映像ですが、間延びしてしまう感じでダラダラと抑揚のない話が続きます。 満足度はないです。

  • NA

    2.0

    映像はとてもよいが・・・

    個人的にはストーリーをもうちょい面白くしてほしかったかな・・・ 後半ちょっとだれてくる感じがした。 映像はとてもよかった。 あとすごいホモっぽかった。

  • WXYは知ってても、それだけじゃ

    3.0

    高島

    戦争前夜の若い学生の生活、交友を切り取って描く。 絵も話もエキセントリック、なんか延々と続くが開戦で終了。 血の赤が印象的、幻想的な風景を交えるが、一貫した話は無し。

  • aka********

    3.0

    ラストあたりが退屈

    「HOUSE」や「時をかける少女」は観ていて、好きでした。 ですから、独特の映像も楽しんで見られたし、前半のテンション高い演技も、知ってるはずの俳優が別人に見えて、とても楽しめました。 でも、ラストに近づくにつれ、ご当地映画の色が出始め、登場人物の関係も、何が何やらという展開になり、いつの間にかエンディング、という感じに。

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