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ダウンサイズ (2017)

DOWNSIZING

監督
アレクサンダー・ペイン
  • みたいムービー 190
  • みたログ 878

2.73 / 評価:668件

ミーハーな主人公が自分を取り戻す話かな

  • yuw***** さん
  • 2019年12月8日 16時00分
  • 閲覧数 755
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

主人公マッド・デイモンは、最初に登場するシーンからしてミーハーだった。
ニュースに「へー」と目を輝かせて食いつく。

小さくなってからも、ニュースで見かけた人を目の当たりにする度に、大はしゃぎ。
それでも単なる性格的なものかなと思って見流してたら、これが最後のオチになってた。あらまあ。

予告は後から見てみた。映画の雰囲気と全然違う。
髪を剃るのまで予告で流しちゃってたのか。
私は全然知らなかったから、驚いた。・・・奥さんの気持ちがよくわかる。そこを事前に伝えなかったシステムに嫌悪感を抱いた。やっぱり「うまい話には裏がある」って感じだ。

にしても、最近ほんとに真面目な映画が多いなぁ。遊び心とか入れないで真面目に掘り下げてるのが多いような。
そこがちょっと物足りないかな。

けど、全体に納得できる話の運びにはなってた。
人は天国みたいな所に押し込まれると、生きる気力を失う。そこも表現してたと思う。
それと「うまい話の裏」も。「髪なども剃る」は直前まで知らされてなかったらしい。
・・・ただ、なんとなく的が絞れてなかったような気持ちも残る。
・・・見終わった後、「何を伝えたかったのか」と少し思う。

ただ、見終わった後、「ダウンサイズになること」について、つらつらと考えてしまった。デメリットが、映画ではあまり語られてなかったように思うからだ。
大きい人間ありきの小さい世界にしか思えない。
自立の道も最後には示していたけど。外界は圧倒的な脅威にしかならないような気がする。たとえば猫が一匹やってきただけで大騒ぎだろう。
・・・小さな虫やネズミが生き延びてきたのは、圧倒的な繁殖力のせいだと思うんだけど(その辺は詳しくないけど)。たくさん死ぬ。早く死ぬ。けどたくさん生まれてる。そういうことではないかと。

けれど、食料や資源が14分の1で済むというのはとても魅力的な話。
けれど、財産が84倍(だっけ?予告で見た)というのはやや怪しんでる。小さいテレビとかって逆に手間がかかりそうな・・・けど資源は少なくて済むし、そういう部品の製造ラインが整ってればいいのかな・・・・ということは本当に財産が増えるのかな・・・と、答えは出ないけど。

ただ、このダウンサイズの町は、大きい人間の善意によって成り立ってるわけで。
そこも少し引っかかる。だって手のひらだけで、小さい人間を殺せてしまうから。

地球規模で見たら、確かに小さくなったほうが圧倒的に環境に優しいのだろう。
けれど、種の生存本能から見たら圧倒的に不利。そりゃ、地球が壊れたらみんな絶滅するわけなんだけど。でも本能的なところで「小さくなること」を選択できるかどうか。

・・・と、そんなこんなを考えさせるのも映画の目的の一つだったのかなという気もする。
けど、完全な環境団体寄りの話じゃない。そういうラストだったと思う。


そうそう。奥さんがダウンサイズを拒絶した時驚いたのは、夫婦二人とも乗り気の話じゃなかったのか?というところ。てっきり二人とも乗り気なんだと思ってた。映画はそういう流れだった。
主人公のミーハー心をオチに使うなら、その過程も映像化しておいてほしかった。その辺が強調されてなかったので、見ている途中、迷子になった。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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