和の文化の尊さを改めて感じた
- fg9***** さん
- 2019年2月7日 14時43分
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…『ちはやふる-上の句-(2016)』、『ちはやふる-下の句-(2016)』では、次のように書いていて☆四つ付けていたので、愉しみに観てみる。
『かるたが弾け飛び、広瀬すずが弾け飛び、青春が弾け飛び…って感じで十分に愉しめた作品だった。』
…あらすじは、横着をして、解説の次のとおりだけでイイだろう。
『瑞沢高校競技かるた部員の綾瀬千早(広瀬すず)と若宮詩暢(松岡茉優)が、全国大会で激闘を繰り広げてから2年。
真島太一(野村周平)、綿谷新(新田真剣佑)らと共に名人・クイーン戦に挑む千早だったが、詩暢と戦えない自分の実力不足を痛感する。
そんな中、千早たちの師匠・原田秀雄(國村隼)が史上最強の名人とされる周防久志(賀来賢人)に敗れてしまい、新が彼に挑戦状をたたきつける。
その後3年生になった千早は、高校最後の全国大会に向けて動くが……。』
でも、全国大会の予選を前に突然、千早のもう1人の幼馴染みの部長の太一は、大学受験の準備を理由に部を辞めてしまう。
瑞沢高校かるた部は戦力減という予想外の事態の中、どう全国大会に挑むのか……といったストーリーだ。
3作目ともなるとレベルが落ちるもんだが、本作は青春の熱き血潮が色褪せることもなく、前2作のレベルをキープしていたので、レビューとしては、前2作と同様に『かるたが弾け飛び、広瀬すずが弾け飛び、青春が弾け飛び…って感じで十分に愉しめた作品だった。』だな。
太一の吹っ切れるポイントが若干曖昧だったが、王道ながら復帰する場面ではおぉーー!っとなった。
詩暢を演じた松岡茉優は、『勝手にふるえてろ(2017)』で安藤サクラ並みに名女優の道を直走るんではないんかい?と書いたが、本作でも異彩を放っていて唸らされたっけな。
エンディングの和風アニメーションも心地良く、そして何よりも、着物の気高さに目が釘付けになり、和の文化の尊さを改めて感じたことでもあった。
棺桶に片脚を突っ込みつつあるジイジのオラッチだが、ドアップでもスローモーションでも耐え得る広瀬すずのあどけない可愛らしさは眼福ものだった。
前2作と同様に、半世紀以上も前の青春時代をまざまざと蘇らせてくれたので、非常に見応えのあった3.8点といったところかな。
(メモ 総レビュー数:3211件、2019年度41作品目)
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